
壁の空いたスペースを活用しながら、すっきりとした暮らしを実現できる「壁掛け棚」。
中でも扉付きタイプは、収納物を見せずに整理整頓できるため、生活感を抑えたい方にとって心強い存在です。
この記事では、扉付き壁掛け棚の特徴やメリット、注意点などをわかりやすく解説したうえで、実用性とデザイン性を兼ね備えたおすすめの商品を厳選してご紹介します。
空間を無駄なく使いたい方や、美しく収納したい方にとって、ぴったりの棚選びの参考になれば幸いです。
この記事でわかること
- 扉付き壁掛け棚の主なメリットとデメリット
- 選ぶ際に確認すべきポイントや注意点
- 設置時に気をつけるべき具体的な項目
- おすすめの扉付き壁掛け棚の紹介
スッキリ収納に便利な扉付き壁掛け棚おすすめ10選
扉付き壁掛け棚は、収納力とデザイン性を兼ね備えた便利なアイテムです。
まずここでは、使いやすさ・設置のしやすさ・見た目の美しさなど、さまざまな観点から厳選したおすすめの商品をご紹介します。
あなたの暮らしにぴったりの壁掛け棚選びの参考にしてみてください。
SoBuy 壁掛け棚 FRG231-DG(グレー)

北欧テイストの洗練されたデザインが魅力の壁掛け棚です。扉付きで生活感を隠しながら収納できるため、キッチンや洗面所をすっきり保てます。
可動棚で収納物に合わせたレイアウトも可能。省スペースでも収納力を確保でき、空間の有効活用に役立ちます。
SoBuy 壁掛け棚 BZR84-W(タオル掛け付き)

収納とタオル掛けを一体化した実用的なデザインです。洗面所やキッチンなどの限られたスペースでも邪魔にならず、調味料や日用品を美しく整理できます。
棚板の高さ調整ができ、見た目と使い勝手の両立を実現しています。
vidaXL 鍵・アクセサリー収納キャビネット

アンティーク調のホワイトカラーが上品な印象を与える鍵&小物収納キャビネットです。複数のフックが付いているので、鍵やアクセサリーをすぐ取り出せて便利です。
壁面に設置すれば、空間の装飾性と実用性を同時に高めることができます。
SoBuy 壁掛け棚 BZR25-W(40cm幅)

40cm幅のコンパクトな設計ながら、可動棚とオープンラックで収納の自由度が高いモデルです。
洗面所やキッチンの狭いスペースにも設置しやすく、日常使いのアイテムを美しく整理できます。北欧風のやわらかいデザインも魅力です。
QQsuger ミラー付きキャビネット(薄型)

鏡と収納が一体化した薄型キャビネットです。洗面所でのメイクやスキンケアを快適にしながら、扉の内側とサイドに収納スペースを確保。
省スペース設計で動線を邪魔せず、整理整頓と機能性を両立できる高コスパなアイテムです。
SoBuy 壁掛け棚 FRG203-W(コンパクト)

幅40cmのスリムなボディに扉付きの可動棚を備え、狭いスペースにもすっきりと収まるコンパクトな吊り戸棚です。
キッチンや洗面所で日用品やストック品を隠しながら美しく収納できます。北欧風のシンプルデザインでインテリアにも馴染みます。
UNHO 天然木ウォールキャビネット

天然竹を使用したナチュラルな風合いが魅力のウォールキャビネットです。大容量の3層構造で調理器具や日用品をすっきり整理可能。
可動棚で自由にレイアウトでき、磁石付き扉でしっかり閉まる安心設計。自然素材で空間に温かみをプラスできます。
SoBuy 壁掛け棚 BZR19-W(スリム)

高さ52cmのスリムな壁掛け棚で、狭いスペースでも圧迫感なく設置できます。扉付きの収納で生活感を隠しながら、洗面所やキッチンの小物類をきれいに整理可能。
北欧テイストのホワイトカラーで、清潔感のある空間を演出します。
ideaco ウォールポケットW(グレー)

コンパクトながらしっかり収納できる壁付け式の収納ケースです。取り外し可能で自立もできるため、使い方は自由自在。
フロスやコスメなどの小物をホコリから守りながら整理でき、洗面所・キッチン・デスク周りでも活躍します。
ディノス 吊り戸棚 幅90cm(光沢仕上げ)

横型扉で使いやすく、奥行き30cmのスリム設計ながら収納力は十分。洗濯機上やトイレ上などの壁面を収納スペースに変えられます。
光沢仕上げの前板が高級感と清潔感を演出し、リフォームせずに収納力をアップできる優秀な吊り戸棚です。
扉付き壁掛け棚のメリットとは?

生活感を隠せて部屋がスッキリ見える
扉付きの壁掛け棚は、収納物を視界から完全に隠せるため、部屋全体がすっきりとした印象になります。収納力と見た目の両方を大切にしたい方にとって、非常に優れたアイテムです。
多くの家庭では、日用品やストック類が棚に出しっぱなしになっていることがあります。特に洗面所やキッチン周りは、化粧品、洗剤、調味料などが見える場所にあると、どうしても雑多な印象を与えてしまいます。
これに対して扉付きの壁掛け棚を使えば、中身が完全に見えなくなるため、見た目の美しさを維持しながら収納することができます。
ホコリや汚れから収納物を守れる
壁掛け棚に扉が付いていることのもうひとつの大きな利点は、収納物をホコリや汚れから守れる点です。収納するだけでなく、「清潔な状態を保つ」という観点でも非常に有効です。
扉のないオープンタイプの棚は、一見使いやすそうに見えますが、長期間物を置いていると自然とホコリがたまりやすくなります。こまめな掃除が必要になるだけでなく、食品や衛生用品などを収納している場合は、衛生面でも心配が残ります。
一方で扉付きの棚は、外部からのホコリや油汚れ、水滴などを遮断しやすく、収納物を清潔に保ちやすくなります。特にキッチンや洗面所のように湿気や汚れが気になる場所では、このような密閉性が大きなメリットになります。
床スペースを圧迫せず空間を有効活用できる
壁掛け棚の最大の魅力は、床面を一切使わずに収納スペースを確保できる点にあります。部屋が狭くても圧迫感を与えず、快適な空間づくりを実現します。
多くの人が収納不足に悩む中で、つい床に収納ボックスや棚を追加してしまいがちです。しかし、床を使えば使うほど動線が狭くなり、掃除もしづらくなってしまいます。部屋に閉塞感が生まれ、生活しづらくなることも珍しくありません。
これに対して壁掛け棚は、壁面の空きスペースを活かす収納方法です。床を使わずに上部空間を利用できるため、部屋を広く見せたい人や、掃除をラクにしたい人には理想的な選択肢です。
見せたくない物を隠せて安心感がある
壁掛け棚に扉がついていることで、見せたくない物を安全に、そして気軽に隠すことができます。これは見た目だけでなく、精神的な安心感にもつながる重要なポイントです。
生活していると、どうしても「人には見られたくない物」が出てきます。掃除用具、ストック品、薬類、書類、またはプライベートな日用品などは、インテリアの雰囲気に合わず、放置すると雑然とした印象を与えてしまいます。
扉付きの棚であれば、こうした物をまとめて収納し、外からは一切見えない状態にできます。棚を開けるまでは何が入っているか分からないため、視覚的なノイズが減り、部屋全体が落ち着いた空間になります。
インテリア性が高くおしゃれな印象を与えられる
扉付きの壁掛け棚は、実用性だけでなくデザイン性にも優れています。選ぶ素材やカラーによって、空間全体の雰囲気をガラッと変えることができるため、おしゃれなインテリアを演出したい方にも最適です。
現在では、シンプルなホワイト系から、木目調、ブラック、グレートーンなど、様々なスタイルの扉付き棚が販売されています。特に北欧風やナチュラルテイストのデザインは、落ち着いた空間にぴったりで、部屋を広く見せる視覚効果も期待できます。
また、家具や家電と色味や素材を揃えることで、インテリアに統一感が生まれます。
扉付き壁掛け棚のデメリットと注意点
設置に壁の強度や位置の確認が必要
壁掛け棚を取り付ける際は、まず壁の強度や下地の位置を確認することが非常に重要です。
これは、棚を安全に設置し、落下や破損のリスクを防ぐために欠かせない手順です。何も確認せずにネジを打ち込んでしまうと、壁がもろくて棚が支えきれないという事態も起こりかねません。
特に注意したいのは、壁の中に「柱」や「下地材」があるかどうかです。壁紙やクロスの奥にしっかりとした構造材が入っていれば、重さのある棚でも安定して設置できます。逆に、石膏ボードだけの部分に取り付けてしまうと、時間の経過とともに棚が傾いたり、最悪の場合は落ちてしまうこともあります。
安全に使うためには、「下地探し」や「センサー」などの道具を使って、取り付けられる場所をしっかり見極めることが大切です。もし不安がある場合は、無理に自分で取り付けようとせず、専門業者に相談するのも一つの方法です。
賃貸では穴あけやビス留めに制限があることが多い
賃貸物件に住んでいる方が壁掛け棚を設置する場合、必ず確認しておきたいのが「壁に穴をあけてもよいかどうか」という点です。
多くの賃貸では、原状回復が契約条件になっているため、壁にビス穴を開けたり、大きなキズを残したりすることが制限されています。
一見目立たない小さな穴でも、退去時には修理費が発生する可能性があります。さらに、穴の位置や数が多いと、クロスの張り替えや壁面修復が必要になることもあり、思わぬ出費につながることもあるでしょう。
扉付き壁掛け棚の選び方

壁の材質や構造に合った取り付け方法を選ぶ
壁掛け棚を安全に設置するためには、壁の材質と構造を正しく理解し、それに適した取り付け方法を選ぶ必要があります。
壁にはさまざまな種類があり、石膏ボード・コンクリート・木材などによって強度や耐久性が異なります。強度の低い壁に重たい棚を取り付けると、時間が経つにつれて歪みや破損の原因になります。
取り付け前には、壁の中に補強材が入っているかどうかも確認することが大切です。これを確認せずに設置すると、固定が甘くなり、棚が不安定になることがあります。棚のタイプによってはアンカーや特殊な金具が必要になる場合もあるため、製品ごとの説明書や注意書きも事前に目を通しておくと安心です。
収納したい物のサイズや重さに対応できるか確認する
壁掛け棚を選ぶときには、収納したい物のサイズや重さに合っているかを必ず確認しましょう。
見た目やデザインだけで選んでしまうと、実際に使ってみたときに「入らない」「重さに耐えられない」といったトラブルが起こることがあります。
棚の幅や奥行き、高さが足りなければ、収納したい物を無理に押し込むことになり、扉の開閉がスムーズにいかなくなる恐れもあります。重さに関しても、耐荷重を超えて使ってしまうと、取り付け部分に負荷がかかり、壁や棚そのものを傷める原因になります。
このような失敗を防ぐために、事前に収納予定のアイテムを把握し、棚のスペックと照らし合わせておくことが大切です。
扉の開閉方向(左右・上開き・下開き)をチェックする
棚の使い勝手に大きく影響するのが、扉の開閉方向です。
左右に開くタイプ、上に開くタイプ、下に開くタイプなどがあり、設置場所や使用シーンに応じて選ぶことが必要です。
たとえば、棚の右側が壁に接している場所に「右開き」の扉を付けると、開けづらくなってしまう可能性があります。反対に、左開きであればスムーズに使えることもあります。上開きや下開きの扉も、周囲のスペースが十分に確保されているかを確認することが重要です。
また、開けたときに扉が視線を遮ったり、動線の邪魔にならないかといった視点も忘れずに考えておく必要があります。どれだけデザインが気に入っていても、使いにくければ毎日のストレスになってしまいます。
部屋のテイストに合うデザインや素材を選ぶ
壁掛け棚は収納としての役割だけでなく、部屋の印象を左右するインテリアの一部でもあります。
そのため、デザインや素材が部屋の雰囲気と合っているかどうかは、見た目の満足度に直結します。
例えば、木目調の棚はナチュラルテイストや北欧風のインテリアに馴染みやすく、ホワイトやグレーなどの単色棚はミニマルやモダンな空間に調和します。逆に、テイストが合っていないと浮いた印象になってしまい、せっかくの家具が悪目立ちしてしまうこともあります。
また、素材の質感や表面の仕上げも重要なポイントです。ツヤのある仕上げは高級感を演出し、マットな質感は落ち着いた雰囲気をつくり出します。
耐荷重・サイズ・奥行きのバランスを見る
壁掛け棚を選ぶときは、耐荷重・サイズ・奥行きのバランスを総合的に確認することが欠かせません。
この3つの要素は密接に関係しており、どれか一つだけを重視しても、使い勝手の良い棚にはなりません。
耐荷重が十分であっても、奥行きが狭ければ大型のアイテムは入りません。反対に、奥行きがありすぎると圧迫感が出てしまい、空間を狭く感じてしまうこともあります。サイズが大きすぎると、そもそも設置場所に収まらない場合もあるため、事前の計測が非常に重要になります。
また、収納する物の重さと数に対して耐荷重が適切でなければ、棚や壁に負担がかかり、安全に使えなくなる可能性もあります。バランスを見ながら、空間にちょうどよく収まり、必要な収納力を備えた棚を選ぶことが理想です。
扉付き壁掛け棚の設置ポイント

設置場所の壁の下地(柱・石膏ボードなど)を確認する
壁掛け棚を取り付ける前に、必ず確認しておきたいのが壁の中にある「下地」の位置です。
これは、棚の重さをしっかり支えるために重要なポイントです。見た目には一面の壁でも、中身は柱や石膏ボードなど、異なる素材や構造でできています。
特に石膏ボードだけの部分に棚を取り付けてしまうと、強度が足りず、時間とともに棚が落下する危険性があります。一方、柱や下地材のある場所であれば、ネジをしっかり固定でき、安全に設置することができます。
壁の中の構造は目では確認できませんが、「下地探し」や「スタッドセンサー」といった道具を使えば簡単に調べられます。これを使って、棚を支えられる場所を見つけることが、安全に使い続けるための第一歩となります。
下地がない場合はアンカーや補強材を使う
壁に下地がない場合でも、棚をあきらめる必要はありません。
このようなときには、専用のアンカーや補強材を使うことで、安全に取り付けることが可能になります。
石膏ボード用のアンカーは、ネジの重みを壁全体に分散させる仕組みになっており、下地がない場所でも一定の耐荷重を確保できます。さらに、補強板をあらかじめ壁に取り付け、その上に棚を固定する方法もあります。このように工夫すれば、見た目を損なうことなくしっかりと固定できます。
ただし、取り付け方を誤ると棚の安定性が損なわれる可能性もあります。不安がある場合は、メーカーの推奨する方法や取り扱い説明書を確認するのが安全です。場合によっては、専門の施工業者に依頼するという選択も考えられます。
下地がなくても方法はありますが、確実な設置を心がけることが大切です。
扉の開閉に支障が出ない高さや場所を選ぶ
棚の取り付け位置は、使いやすさだけでなく、扉の開け閉めがスムーズに行えるかどうかも大切な判断基準になります。
高さや場所が適切でないと、扉が壁や天井、近くの家具に当たってしまい、使いづらくなることがあります。
特に上開きや下開きタイプの棚は、周囲に十分なスペースがないと、扉を開けるたびにストレスを感じることになりかねません。また、扉の開け閉めに無理な力が加わると、蝶番や取っ手の劣化を早める原因にもなります。
スムーズな動作を確保するには、棚を取り付ける前に扉の可動範囲をしっかりシミュレーションすることが大切です。周囲との距離感や動線を確認しながら、無理のない位置を選ぶようにしましょう。
棚は一度設置すると動かすのが難しいため、最初の判断が快適さに直結します。
まとめ:スッキリ収納に便利な扉付き壁掛け棚おすすめ10選
ここまで「扉付きの壁掛け棚」について、メリット・デメリット・選び方・設置時のポイントまで幅広くご紹介してきました。
収納力を確保しながら生活感を隠し、空間をすっきり見せてくれる壁掛け棚は、暮らしをより快適に整えるための頼もしいアイテムです。
ただし、設置場所の構造や使い勝手への配慮が必要になる場面もありますので、選ぶ際は「使う人の暮らし」にフィットするかどうかを意識してみてください。
あなたの理想とする収納スタイルやインテリアにぴったりな棚が見つかれば、毎日の生活がもっと心地よいものになるはずです。