
スライサーは野菜の下ごしらえや時短調理に便利なキッチンアイテムですが、その鋭い刃によって指を切ってしまう事故も少なくありません。
そうしたリスクを軽減し、安心して作業を行うために役立つのが「耐切創手袋」です。
この記事では、スライサー作業中のケガ防止に役立つ耐切創手袋の選び方や、使用時のポイント、メリット・デメリットを詳しく解説したうえで、安全性と使いやすさを兼ね備えたおすすめの製品を厳選してご紹介します。
この記事でわかること
- スライサー作業中に耐切創手袋を使うメリットとデメリット
- 自分に合った耐切創手袋の選び方がわかる
- 怪我防止に役立つおすすめの耐切創手袋
Contents
スライサーでの手の怪我を防ぐ「耐切創手袋」おすすめ9選
耐切創手袋は刃物に強い素材で作られており、スライサーや包丁作業時に手をしっかり保護してくれます。
まずここでは、安全性はもちろん、フィット感や使いやすさ、コストパフォーマンスにも優れたおすすめの耐切創手袋を厳選してご紹介します。
調理中の怪我が心配な方は、ぜひ参考にしてみてください。
SILVABOND 耐切創手袋 レスキュー推奨モデル

耐切創レベル5の高強度仕様で、スライサー使用時の不意なケガをしっかり防ぎます。PUコーティングにより滑り止め効果も高く、細かい作業も安定して行えます。
現役レスキュー隊員が使用・推奨している信頼性の高さも大きな魅力です。
DONFRI 耐切創手袋 3双セット

EN388の最高レベル5に適合した手袋で、料理やDIY中のケガを予防します。PUコーティングがグリップ力を高め、油を使った調理でも安心です。
全指タッチパネル対応なので、スマホ操作もそのまま可能で使い勝手にも優れています。
Duerfusa ダイヤモンドシルク手袋

独自素材ダイヤモンドシルクを採用し、従来の防刃手袋にあったチクチク感を解消。
高耐切創性と柔らかいフィット感を兼ね備え、スライサー使用時にも快適に使えます。工場やアウトドアだけでなく家庭料理にもおすすめです。
Wlikn HPPE防刃手袋 2双入り

耐切創レベル5に加え、軍手の10倍の強度を持つHPPE素材を採用。柔軟性とフィット感も高く、長時間の料理作業でも疲れにくい構造です。
滑り止め効果もあり、スライサーの使用中に安心感をプラスしてくれます
ステンレス鋼メッシュ防刃手袋

ステンレス製のメッシュ構造で、鋭利な刃物から手をしっかり守ります。綿手袋も付属し、フィット感と通気性の両立を実現。
ケガのリスクが高いスライサー作業にも適しており、防災や工業用途でも重宝します。
Liferinger 防刀手袋 防災士監修モデル

防災士の監修のもと開発され、耐切創レベル5の高い防刃性能を実現しています。子どもの料理や工作にも安心して使え、親御さんからも高評価。
通気性と伸縮性に優れた素材で、快適な装着感が長時間続きます。
夢の物 レベル7 耐切創手袋

A7グレードの高耐切創性能により、プロレベルの刃物作業にも対応可能です。
丁腈浸透加工で耐油・耐水性にも優れ、調理や水回りでのスライサー作業にも安心して使えます。高グリップで作業効率もアップします。
WARAIGAO 防刃手袋 消防士監修モデル

現役消防士の監修により、防災現場でも使用できる高強度モデルです。
HPPE素材の採用で耐久性に優れ、スライサー作業時の切創事故も防ぎます。便利な吊り下げ用の輪っか付きで、収納や管理にも配慮されています。
jion 防刀手袋 親子防災士監修

親子防災士が監修した、安全性と使いやすさを両立した手袋です。高耐切創素材HPPEを使用し、料理や彫刻などの細かな作業でも指をしっかり保護します。
耐久性も高く、丸洗いできて乾きやすいため衛生面も安心です。
@mxnanase みくさん! 防刃手袋の写真撮りました! 千切りスライサーでも安全らくらく! 爆速でキャロットラペ仕込めます! おすすめ!(`・ω・´) pic.twitter.com/BbCZAQNd6x
— はる (@haru__tama) January 11, 2023
超キレるスライサー
— パライソ (@paraisoyoon) May 4, 2021
その名もベンリナー
防刃手袋してないと指がキレる pic.twitter.com/ioU4fOIeyP
スライサー作業に耐切創手袋を使用するメリット

手を切るリスクを軽減できる
スライサー時に手袋を使うことで、調理中のケガのリスクを大幅に減らすことができます。スライサーは便利な反面、刃が非常に鋭いため、少し油断すると指を切ってしまう危険性があります。特に慣れていない方がスピードを意識して作業する場合、そのリスクはさらに高くなります。
耐切創手袋は特殊繊維や金属素材で作られており、万が一刃が触れても皮膚まで届きにくい構造になっています。つまり、刃に指が当たっても切れにくいため、大きなケガに発展する可能性を抑えられるのです。
調理の際に頻繁に使うキャベツの千切りや大根のつま切りなどは、食材が滑りやすく力も入りがちです。そんなときに手袋を着けておけば、作業に集中していても安全を確保できます。
安心してスライサー作業に集中できる
スライサー時に耐切創手袋を使用することで、気持ちの面でも安心感が得られ、調理中の集中力が高まります。スライサーを使っているとき、多くの人が「手を切ってしまうかも」と無意識に緊張してしまいます。この不安が作業効率を下げたり、かえって動作を乱す原因になることもあります。
手袋を装着していれば、たとえ刃に触れてもある程度は守ってくれるという安心感があります。すると、手の動きが自然になり、無駄な力を入れる必要がなくなります。その結果、スムーズな操作ができるようになり、食材の切れ方も安定してきます。
安心して作業に集中できることは、料理の質にも直結します。緊張しながら料理するよりも、余裕を持って作業できた方がストレスも少なく、失敗も減るでしょう。
滑り止め効果で作業が安定する
耐切創手袋には、滑り止め加工が施されているタイプが多く、調理中の安定性を高める役割も担っています。スライサー作業は片手で食材を押さえながらもう片方の手でスライサーを動かすため、どちらかの手が滑ってしまうと非常に危険です。
滑り止め付きの手袋であれば、濡れた野菜やヌルヌルした食材をしっかりとホールドすることができ、食材がズレたり滑ったりすることを防げます。これにより、力の入れ方も安定し、スムーズな動作が可能になります。
調理においては安全性だけでなく、効率も重要です。滑り止め効果によって無駄な力が入らず、手や腕の疲労も軽減されるため、長時間の作業でも快適に続けられます。
スライサー作業に耐切創手袋を使用するデメリット
素手より感覚が鈍くなる
耐切創手袋手袋を使用すると、素手に比べて細かな感覚が鈍くなる傾向があります。調理中の繊細な動きや力加減を必要とする作業では、この感覚の変化が気になる方もいるかもしれません。
手袋には厚みがあるため、食材を指でつまんだときの圧力や滑り具合など、直接的な触感が伝わりづらくなります。その結果、力の入れ加減が難しくなったり、思ったより強く押しすぎてしまったりする場面が出てくる可能性があります。
このようなデメリットを抑えるためには、手にしっかりフィットするサイズを選ぶことが大切です。自分の手に合ったサイズと素材を選ぶことで、感覚のずれを最小限に抑えられます。
水分や食材の汚れが付きやすい
繊維タイプの手袋は滑り止めや耐切創性に優れる一方で、表面に食材のカスや液体が入り込みやすい傾向があります。また、手袋をしたまま水に濡れた食材を扱うと、内部まで湿ってしまうことがあるため、作業後はしっかりと乾燥させる必要があります。
これを防ぐには、使用後にすぐ水洗いし、しっかりと乾かす習慣をつけることが重要です。なかには洗濯機で洗える商品や、抗菌加工が施されたタイプもあるため、手入れのしやすさを重視して選ぶのも良い方法です。
スライサー作業に最適な手袋の選び方

カットレベル(耐切創レベル)で選ぶ
手袋を選ぶ際は、切れにくさを示す「耐切創レベル(カットレベル)」を確認することが重要です。これは刃物に対する強さを数値で示したもので、数値が高いほど手を守る力が強くなります。
市販の製品にはレベル1〜5、あるいはA1〜A9などの表記がされていることがあり、数字が大きいものほど切れにくい素材を使っています。レベル5以上であれば、一般的なスライサー使用時にも十分な安全性が確保できます。
どの程度の強さが必要かは使用する道具や場面によって変わりますが、安全性を最優先したい場合は、できるだけ高いレベルを選んでおくと安心です。パッケージや商品説明に必ず明記されているため、確認してから購入するようにしましょう。
フィット感のあるサイズを選ぶ
手袋のサイズ選びは、快適に使うために欠かせないポイントです。サイズが合っていないと手袋がずれやすくなり、かえって操作性が悪くなる可能性があります。
ゆるすぎると細かい動作が難しくなり、手元が不安定になります。逆にきつすぎると血流が悪くなったり、長時間の使用で疲れやすくなったりすることがあります。そのため、指先までしっかりフィットし、動かしやすいサイズを選ぶことが大切です。
商品の多くにはS・M・Lなどの表記がありますが、メーカーによってサイズ感が異なる場合があるため、サイズ表を確認した上で選ぶと失敗が少なくなります。
通気性の良い素材を選ぶ
快適に調理を続けるためには、通気性に優れた素材を選ぶことも大切です。手袋の中が蒸れやすいと、手がベタついたり不快に感じたりして、調理に集中できなくなることがあります。
特に、長時間使用する場合や気温が高い季節では、通気性の違いが作業の快適さに大きく影響します。最近は、手の甲部分に通気性のある編み素材を使用した製品も増えており、ムレを防ぎながらしっかりと手を守ってくれます。
通気性の高い手袋であれば、夏場でも快適に使えますし、作業中のストレスも減らすことができます。見た目だけで判断せず、素材や構造も確認するようにしましょう。
右利き・左利き対応を確認する
手袋を選ぶときは、自分の利き手に合っているかどうかもチェックしておく必要があります。製品によっては左右兼用で作られているものもありますが、中には片手専用のタイプも存在します。
利き手で刃物を扱う方が多いため、その手により強い防護機能を持たせた手袋を使うことがあります。そうした場合、左右の手袋に違いがあることもあるため、どちらの手で使用するかを事前に決めておくと安心です。
特にプレゼント用や家族で共有する場合は、左右どちらでも使えるタイプを選ぶと使い勝手が良くなります。購入時には「左右兼用」や「片手専用」といった表記をよく確認しておくようにしましょう。
丸洗い・乾燥機対応の手入れしやすさを重視
手袋は毎日のように使うものなので、手入れのしやすさも非常に重要です。汚れたまま放置すると雑菌が繁殖したり、においの原因になったりすることがあるため、こまめな洗浄が必要になります。
そのため、水洗いできるかどうか、洗濯機や乾燥機に対応しているかは、購入前に確認しておきたいポイントです。丸洗いできる製品であれば、使った後にすぐ洗えて清潔を保ちやすくなります。
また、乾燥が速い素材を選べば、次に使うときに湿っている不快感も避けられます。忙しい日々の中でも清潔に保てるよう、手間なくお手入れできる製品を選ぶと安心です。
食品衛生法適合かどうかもチェック
スライサー作業で手袋を使う場合は、食品に触れても問題がないかどうかを確認する必要があります。これを判断する基準の一つが「食品衛生法適合」の表記です。
この表示がある製品は、食品と接触しても安全であることが確認されているため、家庭や飲食店などで安心して使うことができます。調理用として販売されている手袋であれば多くが基準を満たしていますが、作業用や工業用の製品は必ずしも適合しているとは限りません。
誤って非対応の手袋を使ってしまうと、素材が食材に移ってしまうリスクもあるため注意が必要です。購入の際には、商品説明やパッケージの記載をよく確認し、安全性をしっかりチェックするようにしましょう。
スライサー作業時に手袋を正しく使うためのコツ

手袋をはめる前に汚れや水分を取る
スライサー作業時に手袋を使う前には、必ず手を清潔にし、表面の水分をよく拭き取ってから装着することが重要です。衛生面の問題だけでなく、使用中の快適さや手袋そのものの耐久性にも関わってくるため、見過ごしてはいけない基本的なポイントです。
汚れや油分がついたままの手で手袋を装着すると、内部に汚れが残ってしまい、次回使用時に不快感を感じる原因となります。さらに、菌の繁殖や悪臭、カビなどのトラブルに発展することもあります。特に、食材に直接触れる作業では、衛生面に十分配慮する必要があります。
こうした状況を避けるために、手袋をつける前に石けんでしっかりと手を洗い、清潔なタオルやキッチンペーパーで水分をしっかり拭き取っておくことが大切です。このひと手間が、作業中の快適さと安全性の両方を確保することにつながります。
スライサーの刃や手袋に異常がないか確認する
手袋を安全に使うためには、作業前にスライサーの刃と手袋の両方に異常がないかを確認することが欠かせません。調理道具は毎日のように使うものだからこそ、いつの間にか摩耗したり、目立たない破損が発生していることもあります。
まずスライサーの刃についてですが、刃こぼれや歪みがあると、食材をうまくカットできず無理に力を入れてしまうことになります。その結果、手が滑ったりバランスを崩したりして、ケガをする危険性が高まります。
一方、手袋も消耗品である以上、長く使っていれば劣化が進みます。外側の繊維がほつれていたり、小さな破れができていたりする場合、その部分から刃が侵入してしまう恐れがあります。特に耐切創レベルが高くても、破損があるとその効果は発揮されません。
作業前には手袋全体を一通り点検するようにしましょう。安全な状態であることを確認してから作業を始めることが、事故を未然に防ぐ最も確実な方法です。
使用後はすぐに洗って清潔に保つ
スライサー作業時に手袋を使用したあとは、できるだけ早く洗浄して清潔な状態に戻すことが大切です。食品を扱ったあとには、手袋の表面に食材の汁や油、細かいカスなどが付着しており、それらを放置することで菌の繁殖や悪臭の原因になってしまいます。
特に野菜だけでなく、肉や魚などを扱った場合は、手袋に生の脂分やたんぱく質が付いている可能性が高く、時間が経つにつれて汚れが落ちにくくなります。また、濡れたまま放置しておくと、湿気がこもってカビが発生するリスクもあるため注意が必要です。
使用後の理想的な手入れ方法は、すぐに流水で汚れを落とし、可能であれば中性洗剤を使って手洗いすることです。洗濯機対応の製品であれば、ネットに入れて洗濯する方法でもかまいません。洗い終わったらしっかりと水気を切り、通気性の良い場所で乾かしましょう。
まとめ:スライサーでの手の怪我を防ぐ「耐切創手袋」おすすめ9選
スライサー作業中のケガは、ほんのわずかな油断から起こることがあります。だからこそ、事前に対策をしておくことが大切です。
耐切創手袋は、手を守るだけでなく、安心して調理に集中できる環境をつくるための頼もしいサポートアイテムです。
安全性と快適さのバランスを意識しながら、自分に合った1枚を見つけて、日々の調理をより安全で快適なものにしてください。