
木製の玄関ドアは、住まいの第一印象を決める大切な存在です。
自然な木の風合いや重厚感は魅力的ですが、日々の紫外線や雨風によって、劣化や色あせが進行しやすい素材でもあります。
そんな木製玄関ドアを美しく保ち、長持ちさせるために欠かせないのが「ワックスによるお手入れ」です。
この記事では、木製玄関ドアを美観・耐久性の両面から守るためのワックス選びのポイントや、実際に評価の高いおすすめ商品を厳選してご紹介いたします。
この記事でわかること
- 木製玄関ドアにワックスを使うメリットとデメリット
- ワックスを選ぶ際の注意点や選び方
- 正しい塗り方やメンテナンス方法
- 美観と耐久性を高めるおすすめワックス
Contents
艶やかな美観を実現!「木製玄関ドア向けワックス」おすすめ7選
木製玄関ドアに適したワックスを選ぶことは、美しさを保ちつつ、長く使い続けるための大切なポイントです。
まずここでは、木製玄関ドアのメンテナンスにぴったりな、評判の良いおすすめワックスを厳選してご紹介します。
天然成分にこだわったものから、手軽に使えるタイプまで、使い勝手や仕上がりに配慮した商品を中心にピックアップしました。
ハワード 木製用ワックス Feed-N-Wax 16oz

カルナバワックスと蜜蝋を配合した木製用ワックスです。木製玄関ドアや家具を美しい艶に仕上げ、乾燥や色あせをしっかり防ぎます。シリコンを含まず、自然な質感を保てるため、アンティーク家具や木製キャビネットのメンテナンスにも最適です。
仕上げや未仕上げの木材に使え、木本来の美しさを引き出します。木材の保護効果が高く、定期的な使用で長期間美観をキープできます。
国産天然素材 蜜蝋ワックス BEEWAX 200ml

国産蜜蝋と亜麻仁油、杉エキスを使用した100%天然素材のワックスです。木製玄関ドアやフローリング、家具、革製品の保護に最適で、木材にしっかり浸透し表面に薄い保護膜を形成します。
小さなお子様がいる家庭でも安心して使える点が魅力です。匂いが少なく、使い心地も良好。天然成分ならではのやさしさで、木材本来の艶を引き出し、長持ちさせます。
アマニ油蜜蝋ワックス 250ml 天然素材

蜜蝋と亜麻仁油のみを使用した、無添加で安全な蜜蝋ワックスです。蜜蝋の配合量を増やし、木材の艶やかさと保護力を高めました。木製玄関ドアや家具に塗ると、しっとりとした自然な光沢が得られ、深みのある風合いを演出します。
塗布後の臭いが抑えられており、電子レンジで温めて柔らかくできるため、寒い時期でも扱いやすい仕様です。
天然 国産みつろうクリーム 木工用 200g

木工製品に特化した100%天然成分の蜜蝋クリームです。木製玄関ドアや家具に塗布することで、自然な艶としっとり感をプラスします。革製品のお手入れにも対応しており、使うたびに素材の良さを引き出せます。
ケミカル成分を含まず、子どもやペットがいる家庭でも安心して使える点が魅力です。長期間使える大容量タイプで、木製品をしっかりケアできます。
woodfood 木工用蜜蝋ワックス 180ml

無塗装木製品や竹製家具のメンテナンスに最適な100%天然成分の蜜蝋ワックスです。撥水性があり、木や竹の乾燥やひび割れを防ぎながら、保湿効果を与えます。
抗菌作用も備えているため、まな板や食器、おもちゃにも安心して使えます。少量で広がりやすく、経済的に使える点が特徴です。香りがなく、室内での使用にも適しているため、木製品の艶出しにおすすめです。
YKK AP 木製玄関ドア用ワックス HH2K43604

YKK AP製の木製玄関ドア専用ワックスです。木製ドアの表面を保護し、汚れや乾燥からしっかり守ります。定期的に使用することで、ドアの艶を維持し、美観を長持ちさせます。
専用設計のため、木材に最適な成分バランスで、劣化を防止します。簡単に塗布できるため、日々のお手入れがスムーズになります。木製ドアを美しく保ちたい方におすすめです。
玄関ドア用 つやだしワックス 2個セット

玄関ドア専用のつやだしワックスで、紫外線や雨からドアを守ります。汚れを落としながら、しっとりとした艶を与え、長期間美しい状態を保ちます。
紫外線吸収剤が含まれているため、色あせ防止効果もあり、屋外使用でも安心です。2個セットでコスパが良く、定期的なお手入れがしやすい点が魅力です。ドアの見栄えを保ちたい方におすすめです。
玄関ドアメンテナンス終了‼️
— ボブ元会長の生活 (@bobma_san) May 28, 2023
木製ドアは手入れするといい味が出ますね👍
①メンテナンス前
②サンディング後
③ワックスで塗付後
#木製玄関ドア
#DIY pic.twitter.com/jlSgS9iYTm
玄関ドアのお手入れ
— ジュン@住まいのリフォーム専門プランナー (@reform_0124) November 6, 2019
木製ドアは月に2度ホコリや泥を落とした後にワックスがけをしましょう
ドアの表面の膜を作ることで汚れを付きにくくし塗装のひび割れなども防ぎます
ワックスは湿度の低い晴れた日に行います
ワックスを布にとりドア全体にすりこむように塗り乾いたら別の布でからぶきします
木製玄関ドア向けワックスのメリット

艶やかな外観を保つことができる
木製玄関ドアにワックスを使用することで、木材特有の艶やかな外観を長期間維持できます。木製ドアは年月が経つと表面がくすみ、艶が失われてしまいます。しかし、ワックスを定期的に塗ることで、木目が引き立ち、深みのある光沢を保つことができます。
木製玄関ドアは家の「顔」として非常に目立つため、艶があると第一印象が良くなります。ワックスは木材内部に浸透し、表面をしっとりと仕上げるため、自然な艶感が続きます。特に来客が多い家庭や店舗などでは、美しいドアが訪問者に好印象を与えるポイントになります。
また、ワックスを塗ることで汚れが付着しにくくなり、日常的な清掃も楽になります。木目がくっきり浮かび上がり、木の質感を際立たせながら、ほこりや手垢が付きにくくなるため、メンテナンスの手間が軽減されます。
木材を保護し、乾燥やひび割れを防ぐ
木製玄関ドアは、乾燥や湿気によりひび割れが生じやすい特徴があります。特に冬場の乾燥や夏の湿気は、木材の内部に影響を与え、ひび割れや変形を引き起こす原因となります。ワックスを使用することで、これらのリスクを大幅に低減できます。
ワックスは木材の表面に保護膜を作り、湿気の浸透を防ぎつつ、木材内部の乾燥も抑えます。これにより、外部環境の変化から木を守り、ひび割れや反りを防止できます。玄関ドアは特に風雨にさらされやすいため、定期的なワックスがけが重要です。
例えば、古い木製ドアにワックスを塗布すると、乾燥で傷んだ部分がしっとりと潤い、木材が柔軟性を取り戻します。その結果、ひび割れが進行するのを防ぎ、長期的に美しさを維持できるのです。
防水効果があり、雨や湿気から守る
木製玄関ドアは雨や湿気に弱く、長期間放置すると腐食やカビが発生するリスクがあります。これを防ぐために、ワックスの防水効果が大きな役割を果たします。ワックスは木材表面に防水膜を作り、水分の浸透を防ぎます。
防水性が高まると、雨が降っても水滴が木材内部に入り込みにくくなります。これにより、木製ドアの腐食や変形を防止できます。特に梅雨や台風シーズンなど、湿度が高まる時期にはワックスを塗ることで、木製ドアの耐久性が向上します。
例えば、玄関ドアの下部が雨水で傷んでいた場合でも、ワックスを塗っておけば水を弾きやすくなり、傷みの進行を防げます。防水性を確保することで、木製ドアが常に美しい状態を保てるため、安心して長期間使用できます。
定期的なメンテナンスで長持ちさせることができる
木製玄関ドアを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。その中でもワックスがけは効果が高く、比較的手軽に行えるため、多くの家庭で実践されています。ワックスを塗布することで、木材表面が保護され、外部環境の影響を受けにくくなります。
メンテナンスを怠ると、木製ドアはすぐに劣化し、ひび割れや色あせが発生します。これにより、外観が悪くなるだけでなく、交換費用もかかるため、日常的なケアが重要です。ワックスを使ったメンテナンスは、コストを抑えながらドアの美観と耐久性を維持できる方法です。
木製玄関ドア向けワックスのデメリット
ワックスの種類によっては乾燥時間が長い
ワックスには種類があり、製品ごとに乾燥時間が異なります。特に、自然素材を使ったワックスやオイルタイプのワックスは、乾燥に時間がかかる傾向があります。速乾性がないと、作業が完了するまでに時間がかかり、ドアを使えない時間が増えてしまいます。
木製玄関ドアの場合、屋外に面しているため、乾燥中にほこりやゴミが付着しやすいというデメリットもあります。急いで仕上げたいときに乾燥時間が長いワックスを使うと、思わぬトラブルにつながることもあります。
例えば、蜜蝋系ワックスは自然な艶が出る一方で、完全に乾くまでに数時間から1日かかることが多いです。乾燥時間を短縮できるワックスもありますが、仕上がりや木材への浸透具合に違いが出るため、使用環境や目的に合わせて選ぶことが重要です。
適切な製品を選ばないと変色や剥がれが発生する
ワックス選びを誤ると、木製玄関ドアが変色したり、塗布後に剥がれてしまうリスクがあります。ワックスには成分や特性に違いがあり、木材の種類や表面仕上げによって適合性が変わります。例えば、化学系ワックスは強力な保護効果がある一方で、天然木の質感を損ねることがあります。
特に注意が必要なのは、既に塗装やコーティングが施されている木製ドアに使う場合です。相性が悪いワックスを塗ると、表面がくすんだり、塗膜が剥がれたりすることがあります。塗布後にムラができるケースも多く、仕上がりが不自然になってしまうことも少なくありません。
これを防ぐには、事前にドア材質や既存の塗装状態を確認し、それに適したワックスを選ぶことが大切です。メーカーの推奨する製品や、口コミで評価の高いワックスを選ぶと、失敗を減らせます。
定期的に使用するものだからこそ、適切な製品選びが長持ちのカギとなります。
木製玄関ドア向けワックスの選び方

ワックスの種類を確認する
木製玄関ドアに使うワックスには、いくつかの種類があります。それぞれ特性が異なるため、ドアの状態や目的に合わせて選ぶことが大切です。主に「天然系ワックス」「化学系ワックス」「オイル系ワックス」の3種類があり、用途によって使い分ける必要があります。
天然系ワックスには蜜蝋やカルナバワックスが含まれており、自然な艶が出やすいのが特徴です。一方、化学系ワックスはウレタンを含み、耐久性や防水性が高いため、頻繁にケアできない場合に向いています。オイル系ワックスは木材に深く浸透し、内部から保護する効果がありますが、乾燥に時間がかかることが多いです。
木製ドアを美しく長持ちさせるには、これらの特性を理解し、ドアの材質や設置環境に合ったワックスを選ぶことが重要です。
耐候性をチェックする
木製玄関ドアは、屋外に面しているため、雨風や紫外線などの影響を強く受けます。これを防ぐために、ワックスの「耐候性」を確認することが大切です。耐候性が高いワックスを使えば、木材が湿気や紫外線によって傷むのを効果的に防げます。
特に、紫外線対策ができるワックスを選ぶことで、色あせを防ぎ、美しい木目を長期間維持できます。雨が直接かかる環境では、防水効果が持続するタイプが適しています。塗布後に撥水性がしっかりしているかも重要なチェックポイントです。
玄関ドアが直射日光にさらされやすい場合や、頻繁に雨が当たる場所に設置されている場合には、紫外線カット効果や防水性を兼ね備えたワックスを選ぶと良いでしょう。
塗りやすさを考慮する
木製玄関ドアにワックスを塗る際には、作業のしやすさも重要です。ワックスには「クリームタイプ」「液体タイプ」「スプレータイプ」などがあり、塗りやすさが異なります。初心者や手軽にケアしたい方には、クリームタイプやスプレータイプが適しています。
クリームタイプは、少量でも伸びが良く、均一に塗布しやすいため、ムラが出にくいのが特徴です。一方、液体タイプは広範囲をカバーしやすく、乾燥も早めですが、流れやすいため注意が必要です。スプレータイプは手軽に使えますが、細かい部分には届きにくいことがあります。
ワックス塗りが初めての場合や、頻繁に塗り直しをする場合は、扱いやすさを優先して選ぶと作業負担が軽減できます。目的や状況に合わせて使いやすいタイプを選ぶことで、定期的なメンテナンスが苦にならず、木製ドアを美しく保てます。
木製玄関ドア向けワックスの使用のポイント

ホコリや汚れをしっかりと拭き取る
木製玄関ドアにワックスを塗る前に、必ずホコリや汚れをきれいに拭き取ることが大切です。汚れが残ったままワックスを塗ると、ムラができたり、汚れがワックスに混ざり込んで仕上がりが悪くなったりするためです。
まず、柔らかい布やモップを使って表面のホコリを払い、次に中性洗剤を薄めた水でしっかり拭き取ります。水拭きの後は、必ず乾拭きして表面をしっかり乾かしましょう。汚れを落とすことで、ワックスが均一に塗れ、見た目も美しく仕上がります。
表面がきれいであるほど、ワックスの効果が最大限に発揮され、木製ドアの艶感が引き立ちます。特に玄関ドアは外部の汚れが付きやすいので、丁寧に掃除してから作業を始めることがポイントです。
乾いた状態で作業を始める
ワックスを塗る際は、木製玄関ドアがしっかり乾いた状態であることが重要です。水分が残ったままワックスを塗ると、表面が白っぽくなったり、ワックスが浮き上がって定着しなかったりすることがあります。
洗浄後や雨に濡れた後は、少なくとも数時間乾燥させてから作業を始めましょう。乾きが不十分なまま塗布すると、せっかくのワックス効果が薄れ、仕上がりにムラが出てしまいます。特に木製玄関ドアは厚みがあり、内部まで乾くのに時間がかかることもあります。
風通しの良い場所や日陰で乾かすと効率が良くなります。水分が完全に飛んでいるか確認してから塗ることで、ワックスがしっかりと木材に浸透し、保護効果が高まります。
薄く均一に塗り広げる
ワックスを塗るときは、薄く均一に塗り広げることが大切です。厚く塗りすぎると乾燥が遅くなり、ベタつきやムラの原因になります。少量ずつ布やスポンジに取り、ドア表面に広げていきましょう。
コツとしては、一度にたくさん塗らず、少量を数回に分けて塗ることです。手早く塗布しつつも、力を入れすぎず軽いタッチで広げると、ムラが出にくくなります。特にドアの縁や取っ手周りなど、塗り残しがないように注意しましょう。
適切な厚さで塗ると、乾燥時間も短縮され、艶が均一に仕上がります。塗りすぎると白濁やベタつきの原因になるため、あくまで薄くを意識して作業を進めましょう。
数回重ね塗りすることで効果を高める
ワックスを一度塗るだけでは、木製玄関ドアの保護効果が十分とは言えません。よりしっかりと木材を保護するためには、数回重ね塗りを行うのが理想的です。1回塗布した後、しっかり乾かしてから2回目を塗りましょう。
重ね塗りをすると、ワックスの膜が厚くなり、耐久性や艶がより長持ちします。また、1回目ではカバーしきれなかった細かな部分にも均一に行き渡り、ムラが少なくなります。
ただし、一度に多く塗り重ねるのではなく、必ず乾燥を挟むことがポイントです。2〜3回程度の重ね塗りで、ドア全体がしっかりと保護され、見た目の美しさも際立ちます。
乾燥時間をしっかり確保する
ワックスを塗布した後は、十分な乾燥時間を確保することが欠かせません。乾燥が不十分だと、ワックスが固まらず、ベタつきやホコリの付着を引き起こしてしまいます。通常、ワックスによって異なりますが、数時間から1日程度は乾かす必要があります。
乾燥中は風通しの良い場所で自然乾燥させ、直接触れないように注意しましょう。急ぎの場合でも、乾燥を短縮しようとドライヤーを使うのはNGです。自然乾燥でワックスがしっかり定着することで、艶感が均一になり、長持ちする仕上がりになります。
特に湿気の多い時期や寒冷地では、乾燥時間がさらに長くなるため、時間に余裕を持って作業を計画しましょう。しっかり乾かすことで、ワックスの効果が最大限発揮され、玄関ドアを美しく保てます。
完全に乾いた後に軽く磨くと光沢が増す
ワックスが完全に乾いた後、軽く磨き上げることで、木製玄関ドアの光沢が一層際立ちます。乾燥が不十分な状態で磨くと、ムラができやすいため、しっかり乾いたことを確認してから行いましょう。
磨き方のポイントは、柔らかい布を使って優しく拭き上げることです。円を描くように磨くと、木目が浮き立ち、自然な艶が生まれます。強くこするとワックスが剥がれてしまうため、軽めの力加減を意識しましょう。
磨き仕上げを行うことで、ワックスがより木材に定着し、光沢が長持ちします。特に玄関ドアは人目に触れる機会が多いため、磨き上げのひと手間で見た目の印象が大きく変わります。
まとめ:艶やかな美観を実現!「木製玄関ドア向けワックス」おすすめ7選
木製玄関ドアは、住まいの印象を左右する大切なパーツです。
だからこそ、美しさを保ちつつ、長く使い続けるためのメンテナンスが欠かせません。今回ご紹介したように、ワックスを使うことで艶やかな外観を維持しながら、木材の劣化やダメージを防ぐことができます。
適切な手入れを重ねていけば、大切な木製玄関ドアは年月を経てもなお、美しく存在感のある「家の顔」であり続けてくれるはずです。