限られた空間を効率よく使いながら、収納と間仕切りの両方を叶えたいという方にとって、突っ張り棒付きの本棚は非常に便利なアイテムです。
本棚としての実用性を備えつつ、視線をやわらかく遮ることで、暮らしの中にほどよい区切りをもたらしてくれます。
この記事では、間仕切り向けの本棚のメリット・デメリットや選び方のポイントを解説しながら、機能性とデザイン性を兼ね備えたおすすめの商品を厳選してご紹介します。
この記事でわかること
- 本棚で部屋を仕切るメリットとデメリット
- 賃貸でも使いやすい突っ張り棒付き本棚の選び方
- 安全に設置・使用するためのポイント
- 目的に合ったおすすめの本棚
Contents
突っ張り棒付きで安全!「部屋を仕切る本棚」おすすめ10選
まずここでは実際の使いやすさや設置のしやすさに注目しながら、厳選したおすすめの間仕切り向け本棚をご紹介します。
どれも「部屋をスッキリ仕切りたい」「収納もたっぷり確保したい」と考えている方にとって、暮らしの質を高めてくれるアイテムです。
それぞれの特徴を比較しながら、あなたの部屋にぴったりの1台を見つけてください。
ドウシシャ ルミナス フィール 突っ張りラック 幅120

突っ張り式でしっかりと固定でき、転倒の不安を軽減できます。大量の本を収納できる10段タイプで、部屋の仕切りとしても機能します。
棚の高さは自由に調整できるため、本のサイズや用途に応じて使い分けができ、天井が高めの部屋にも対応しています。安定性と収納力を両立した実用的な一台です。
山善 突っ張り本棚 幅81 アンティークアイボリー

スリムな奥行15.5cmで、狭い部屋でも圧迫感を与えず設置できます。突っ張り式で天井までしっかり固定できるため、地震対策としても安心です。
単行本が約410冊収納できる大容量設計で、こぼれ止めも付いているので本の落下を防げます。リビングやワンルームの間仕切りにもおすすめです。
山善 突っ張り本棚 幅101 アンティークブラウン

大容量かつスリムなデザインで、コミック本を約540冊も収納できます。突っ張り棒で天井にしっかり固定でき、倒れる心配も少なく安心して使えます。
各段にこぼれ止め付きで、本の落下を防ぎつつ、見た目もすっきり。ダークブラウンの色合いがインテリアに落ち着きを加えてくれます。
8tail 突っ張り本棚 幅101 ブラック×ブラウン

奥行わずか14.5cmで設置場所に困らないスリム設計ながら、コミック540冊が収納できる大容量本棚です。高品質スチールと突っ張り棒で、重い本も安定して収納できます。
壁に穴を開けず設置でき、ボードアンカー付きで固定力も強化。空間を仕切りながら収納力も確保したい方に最適です。
IMIEE 突っ張り本棚 幅80 ブラウン

文庫本や単行本をスリムに収納できる薄型設計で、幅を取らずに設置可能です。突っ張り式なので天井までしっかり固定でき、賃貸住宅でも安心して使用できます。
棚は自由に調整でき、こぼれ止めも前後に取り付けられるため、使い勝手も抜群。空間を上手に仕切りながら、収納力を確保できます。
ドウシシャ ルミナス ノワール 突っ張りラック 幅80 ブラック

マットブラックのシンプルなデザインが、空間を引き締めつつスタイリッシュな印象を与えます。突っ張り式で天井にしっかり固定できるため、安全性が高く、ディバイダー付きで整理整頓も快適です。
棚の高さも細かく調整可能で、キッチンからリビングまで幅広く使える万能な収納ラックです。
JUPEA 突っ張り式本棚 幅80 ブラウン

幅17cmの薄型設計で、壁際や家具のすき間にもスッキリ収まります。突っ張り式で転倒を防ぎ、9段の棚で多くの本やCDが収納できます。
シンプルな木製デザインはインテリアにもなじみやすく、リビングや寝室など幅広い空間で使用可能。仕切りとしても使えて、空間を有効に活用できます。
サンゴ 突っ張り耐震本棚 幅60 ホワイトオーク

震度7の耐震試験をクリアした安全性の高い本棚です。上下の連結には鉄心とカムロックを使用し、強力に固定できます。
突っ張り式で天井までしっかり支えるため、リビングや子ども部屋など、安心して使用したい場所に最適。ナチュラルなホワイトオーク色で、どんな空間にもよく合います。
ナサ流通企画 突っ張り間仕切り収納 幅90 ホワイト

収納と間仕切りを兼ねた突っ張り式の壁面収納ラックです。ホワイトカラーで部屋に明るさと開放感を与えながら、収納力も抜群。壁に穴を開けずに設置できるので、賃貸住宅にも安心して導入できます。
ワンルームの空間を仕切りたい方や、リビングに収納を追加したい方にぴったりです。
突っ張りパーテーション AV収納 幅60 ダークブラウン

DVDやコミック、CDを省スペースに収納できる突っ張り式パーテーションラックです。ディスプレイ棚としても活用でき、お気に入りのアイテムを飾りながら間仕切りとして使えます。
奥行が浅く圧迫感が少ないため、リビングや書斎などにも自然に溶け込み、空間を有効に活用できます。
そこまで入れる本は無いけど部屋の仕切りと色々な物入れを兼ねてデカい本棚を買ったぞ!流石に自分の図体ぐらいになると迫力があるな! pic.twitter.com/ylSkJeDgN1
— お寿司044 (@osushi0914) March 13, 2021
今年の1月まで、片方が留学しているときを除いて私と弟は本棚で仕切っただけの同じ部屋で眠っていて、眠れない夜にはどちらともなく話し始めることがよくあった。本棚の仕切りが、今や地上と天上の境界になっているのはどうしたって不思議な感覚だ。
— 細川瑠璃 (@renemaria_02) September 25, 2022
本棚で部屋を仕切るメリット

プライベート空間を確保できる
突っ張り棒付きの本棚を使って部屋を仕切る方法は、兄弟や家族とひとつの部屋を共有している場合にも効果的です。共有スペースではお互いの生活リズムやプライバシーを守ることが難しく、ちょっとした視線や音が気になることもあるでしょう。
そうしたとき、本棚を仕切りとして使えば、空間をゆるやかに分けることができ、自分だけの落ち着ける場所を確保しやすくなります。特に学習机やベッドまわりを囲うように本棚を配置することで、集中しやすい環境が整います。
収納と間仕切りを兼ねられる
突っ張り本棚の大きな魅力のひとつに、「収納」と「間仕切り」の二役を果たせる点があります。特に、壁のないワンルームや仕切りが少ないレイアウトでは、部屋の用途をうまく分けることが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
このような場面で、本棚を使って空間を仕切る方法は非常に効果的です。例えば、リビングとベッドスペースのあいだに設置することで、視界を適度に遮り、プライベートな空間を確保できます。さらに、本棚としての機能も備えているため、本や雑貨を収納する場所としても活躍してくれます。
圧迫感を抑えた間仕切りが可能
空間を仕切るというと、どうしても「圧迫感が出てしまうのでは?」と心配になる方もいるかもしれません。しかし、突っ張り式本棚は、選び方や設置方法によって、部屋を狭く見せることなく視線をコントロールできます。
例えば、背板のないオープンシェルフタイプを選べば、光や風が通るため、圧迫感がぐっと軽減されます。棚の奥が抜けて見えることで視界が完全に遮られず、部屋に「抜け感」が生まれます。このようなデザインであれば、部屋を仕切りながらも広さを感じさせることができ、狭い空間でも開放的な印象になります。
移動やレイアウト変更がしやすい
暮らしの中で模様替えをしたくなることは誰にでもあります。そんなとき、突っ張り棒付きの本棚であれば、設置や移動が比較的簡単に行えるため、生活スタイルの変化にも柔軟に対応できます。
多くの突っ張り本棚は、天井と床で圧力をかけて固定する構造になっており、ネジや穴あけを必要としません。そのため、設置後のレイアウト変更や、別の部屋への移動もスムーズに行えます。たとえ引っ越し先が違う天井高だったとしても、調整可能なモデルであれば問題なく再利用できるのも利点です。
賃貸でも設置しやすい
賃貸物件に住んでいると、「壁に穴を開けられない」「原状回復が心配」といった制約がつきものです。そんな中でも、突っ張り棒付きの本棚であれば、こうした問題を気にせず使うことができます。
突っ張り式の最大の利点は、工具を使わずに設置でき、壁や天井を傷つけないことです。床と天井の間に突っ張るだけでしっかりと固定できるため、賃貸でも安心して設置できます。もちろん、取り外しも簡単なので、引っ越し時にも手間がかかりません。
本棚で部屋を仕切るデメリット
採光や風通しが悪くなることがある
本棚で部屋を仕切るという方法は、収納力と間仕切りの機能を一度に得られる便利な手段ですが、その反面、採光や風通しが損なわれることもあります。特に背板付きの本棚や高さのあるタイプを使用した場合、自然光が遮られて部屋が暗く感じられることがあります。
また、部屋の中央や窓の近くに本棚を設置すると、空気の流れが妨げられるケースもあります。風の通り道を遮ってしまえば、室内にこもった空気が抜けにくくなり、結果として湿気がたまりやすくなる可能性も出てきます。
対策としては、オープンタイプの本棚を選んで、光や風が通る構造にすることが効果的です。棚の位置を少し壁から離して設置する、窓を完全にふさがないよう配置する、といった工夫も有効です。
圧迫感が生じる可能性
突っ張り棒付きの本棚は便利ですが、設置の仕方によっては圧迫感を与えることがあります。特に背が高く、背板のあるタイプは視界を大きく遮るため、部屋が狭く感じられることもあります。
狭い部屋では本棚の存在感が強くなりやすく、空間に重さを感じる原因になります。濃い色や厚みのあるデザインも圧迫感を強める傾向があります。
これを避けたい場合は、明るめの色やオープンタイプの本棚を選ぶと良いでしょう。視線が通る抜け感が生まれ、部屋が広く見えるようになります。
間仕切りとして使える本棚の選び方

本棚の高さと幅を確認する
突っ張り式の本棚を選ぶ際、まず最初にチェックすべきなのが「本棚の高さと幅」です。設置したい場所の広さや天井の高さに合っていなければ、そもそも使うことができません。
特に突っ張りタイプの場合、天井にしっかり固定する構造のため、事前に天井高を正確に測ることが大切です。あと数センチ届かない、または高すぎて突っ張れない、という事態は意外と多く起こります。また、幅が広すぎると通路をふさいだり、部屋の圧迫感が強くなったりする可能性もあるため、周囲とのバランスも考慮が必要です。
部屋を仕切る目的で使うのであれば、高さはある程度必要ですが、圧迫感を避けるなら低めのモデルも視野に入れるとよいでしょう。
突っ張り棒の強度と対応天井高をチェック
突っ張り式本棚を安全に使うためには、突っ張り棒の強度と、設置予定の天井に対応できる高さ範囲をチェックすることが欠かせません。突っ張り棒の力で棚全体を支える構造なので、強度が不十分な場合は安定性が損なわれます。
特に重たい本を多く収納する予定があるなら、棒の太さや素材にも注目しましょう。細いパイプや安価な素材だと、長期間の使用で緩みやたわみが出ることがあります。しっかりした金属製で耐荷重の記載が明確な製品を選ぶのが安心です。
また、天井の高さにも注意が必要です。突っ張り棒は「対応天井高」が決まっているため、その範囲外の高さでは正しく設置できません。
背面デザインも考慮する
本棚を部屋の間仕切りとして使う場合、背面のデザインは意外と重要なポイントです。壁際に設置する棚とは違い、仕切りとして使う本棚は「裏側」も人目に触れることになります。
このため、背板があるタイプの場合、表側だけでなく背面の色や仕上げにも注目しましょう。中には背面がむき出しの構造で、ネジ穴や金具が目立ってしまう商品もあります。そうした棚を間仕切りとして使うと、見た目の印象が損なわれる可能性があります。
一方、背板のないオープンタイプであっても、棚板の仕上げや枠の作りによっては、裏側から見たときにチープに見えてしまうこともあります。部屋をおしゃれに区切りたい場合は、どの方向から見ても違和感のないデザインを選ぶことがポイントです。
オープンタイプ or 背板付きの違いを理解する
突っ張り本棚には大きく分けて「オープンタイプ」と「背板付きタイプ」があります。この違いを理解することが、使い方に合った最適な本棚選びにつながります。
オープンタイプは抜け感があり、圧迫感を軽減したい場合に適しています。光や風が通りやすいため、部屋を明るく開放的に保てるのが利点です。ただし、両面が見えるため、収納物の見せ方にも工夫が求められます。
一方、背板付きタイプは、視線を遮りたい場合に向いています。プライバシーを守りつつ、収納物をしっかりと隠せるのが特徴です。ただ、部屋の中央に設置すると暗く感じやすい点には注意が必要です。
どちらのタイプも一長一短があります。仕切りとしての用途、収納量、見た目のバランスを考慮して、自分の生活に合ったタイプを選ぶようにしましょう。
組立てや移動のしやすさも重視
突っ張り式本棚は自分で組み立てる製品がほとんどです。そのため、購入前に「組立てやすさ」や「移動のしやすさ」もチェックしておくことが大切です。
一部の製品は、組み立てに特殊な工具が必要だったり、パーツが多すぎて手間がかかることもあります。説明書が分かりにくいと、組立中に誤って設置してしまう可能性もあります。こうしたストレスを避けるためにも、「組立てが簡単」「レビュー評価が高い」製品を選ぶと安心です。
本棚で部屋を仕切る際のポイント

壁面や天井との固定をしっかり行う
突っ張り式の本棚を使用する際、まず大切なのは壁面や天井にしっかりと固定することです。これは基本でありながら、見落とされやすい重要なポイントです。突っ張ることで安定させる構造なので、接地面との密着度が足りないと、ぐらつきや倒れ込みの原因になってしまいます。
天井が斜めになっていたり、床にわずかな傾斜があると、突っ張り棒がしっかり機能しない場合があります。設置前には天井と床の状態を確認し、水平になっているか、凹凸がないかもチェックしておきましょう。設置面が不安定な場合は、滑り止めシートや補助パーツを使うと安心です。
また、設置の際はまっすぐ垂直に立てることも大切です。傾いた状態では突っ張る力がうまく伝わらず、安定性が失われます。水平器を使うか、アプリで確認しながら慎重に設置を行いましょう。
転倒防止グッズを併用する
突っ張り本棚は便利な構造ですが、それだけでは十分な安全対策とは言えない場面もあります。特に地震や強い衝撃に備えるためには、転倒防止グッズを併用することが効果的です。
突っ張っていても、時間が経つにつれて緩みが生じることがあります。また、設置した床や天井の素材によっては、突っ張りの効果がうまく発揮されないケースもあります。そういったときに転倒防止器具を使うことで、リスクを減らすことができます。
家族の安全を守るためにも、突っ張りと併用する形で転倒対策を取り入れておくと安心です。
重たい本は下段に収納する
突っ張り式本棚をより安定して使うためには、重たい本をどこに収納するかが大きなカギになります。理想的なのは、重たいものを下段に配置することです。そうすることで重心が下がり、本棚全体がぐらつきにくくなります。
上の段に重たいものを置いてしまうと、本棚の重心が高くなり、転倒しやすくなる原因になります。突っ張り棒がしっかり固定されていても、上部に重さが集中していると倒れる可能性が高まります。下段に重たい辞典や大きな書籍を置くことで、棚全体が安定し、突っ張り構造にも過度な負担をかけずに済みます。
定期的な点検と掃除を忘れずに行う
突っ張り式の本棚は設置が完了すればそれで終わりではありません。安全に長く使い続けるためには、定期的な点検と掃除を行うことが欠かせません。
突っ張り棒の固定部分は、時間の経過や気温・湿度の変化などによって緩んでくる場合があります。月に一度程度を目安に、しっかりと固定されているか、棚のぐらつきがないかを確認するようにしましょう。こうした小さな習慣が、事故の予防につながります。
掃除についても意識したいポイントです。棚の上部や奥、背面はホコリが溜まりやすい場所です。放置すると本が劣化したり、アレルギーの原因になることもあります。ハンディモップや掃除機のノズルなどを使って、手の届きにくい部分も含めて丁寧に掃除するようにしましょう。
日頃のメンテナンスを怠らずに続けることで、本棚の機能性と見た目の美しさを保ち、安心して快適に使い続けることができます。
まとめ:突っ張り棒付きの「部屋を仕切れる本棚」おすすめ10選
この記事では、本棚を使って部屋を仕切るメリットや注意点、選び方のポイントについて詳しく解説しました。
収納と間仕切りの機能を両立できるこの方法は、限られた空間を有効活用したい方や、賃貸で気軽に模様替えをしたい方にとって非常に実用的です。
一方で、圧迫感や採光の問題、転倒リスクといった注意点もあるため、設置前の確認や日々の点検は欠かせません。
だからこそ、自分の部屋に合ったデザインや機能を持つ本棚を選ぶことが、快適な空間づくりへの第一歩になります。