
玄関タイルが滑りやすく、転倒の危険を感じたことはありませんか。
特に雨の日や冬場は、タイルの表面が濡れて滑りやすくなり、思わぬ事故につながることがあります。
現在では、簡単に施工できる滑り止め塗料やコーティング剤など、さまざまな対策アイテムが販売されています。
この記事では、玄関タイルの滑り対策のメリットや注意点を解説しながら、おすすめのアイテムを紹介します。
適切な対策を取り入れ、安全で快適な玄関づくりの参考にしてください。
この記事でわかること
- 玄関タイルの滑り対策をするメリットとデメリット
- 滑り止め塗料の種類や選び方、適した施工方法
- 玄関タイルの滑り対策におすすめのアイテム
Contents
滑る玄関タイルの安全対策!滑り止めアイテムおすすめ7選
玄関タイルの滑りを防ぐためには、適切な滑り止めアイテムを選ぶことが大切です。
まずここでは、玄関タイルの滑り対策に役立つおすすめの商品を厳選してご紹介します。
それぞれの特徴や使いやすさを解説するので、自宅の玄関にぴったりのアイテムを見つける参考にしてください。
ターナー色彩 タイルすべらーず 300ml(クリア)

水性タイプで扱いやすく、透明仕上げでタイルの風合いを損なわずに滑り止め効果を追加できます。DIY初心者にも扱いやすく、玄関周りの安全対策にぴったりです。
お子様や高齢者の転倒防止にも効果があり、見た目を変えずにしっかり滑りを防げます。
リンレイ ファストグリップ 450ml(透明コーティング)

スプレーして拭くだけの簡単施工で、モップ1本で手軽に塗布できます。乾燥はわずか約1分と早く、忙しい方にもおすすめです。
セラミックタイルの質感を変えず、雨の日や水濡れ時の滑りをしっかり防止。日常の安全対策に役立つ製品です。
イサム塗料 スキッドガードアクア 1.05kgセット

磁器タイルや御影石など幅広い素材に対応した水性滑り止め塗料です。屋外の玄関アプローチや通路にも使用可能で、強力な防滑効果を発揮します。
透明で自然な仕上がりを保ちながら、転倒事故を未然に防ぎ、安心の空間づくりをサポートします。
イサム塗料 ノンスリップi スプレータイプ

手軽に使えるスプレータイプで、磁器タイルにもしっかり密着します。乾燥も早く、少量で効果を発揮するため、気になる場所だけをピンポイントに対策できます。
日々の玄関まわりの安全性を高めたい方に適した、コストパフォーマンスの高い一品です。
ラストオリウム アンチスリップスプレー 速乾クリア

透明で目立たず、速乾性に優れた滑り止めスプレーです。タイル床はもちろん、スロープや階段、ガレージ床にも使える万能タイプ。
1本あたりの価格も手ごろで、気軽に使えるのが魅力。滑りやすい場所にサッと使って安全対策ができます。
イサム ノンスリップi 300ml(エアースプレー)

2液混合タイプで高い密着性と耐久性を持つプロ仕様の滑り止めスプレーです。磁器タイル専用で、自然な仕上がりを保ちながら確実に滑りを防ぎます。
施工後は3時間ほどで歩行可能となり、家庭用としても安心して使用できるアイテムです。
スリップガード クリアスプレー 300ml

透明度の高い仕上がりで、玄関の見た目を損なわずに滑り止め加工が可能です。1本で約2㎡に対応し、スプレーするだけの簡単施工。
乾燥も早く耐久性にも優れているため、家庭の玄関や屋外通路の安全対策に気軽に取り入れられる商品です。
クラフト番長からご報告!
— 美術出版エデュケーショナル【公式】 (@bss_educational) June 14, 2021
今日は朝から雨の東京、弊社階段はどうなってるかな〜とワクワクしながら出社。
聞いてください!キュッキュッっていってる!すごい!塗っただけなのに、一体どうなってるの…?
滑って困ってるみんなは「タイルすべらーず」で検索ですよ! https://t.co/ncqnNuwkAq pic.twitter.com/a1HONKEwpm
雨の日に玄関のタイルでスリップ。
— omiya@北海道のイベントを楽しみたい (@omiya63764844) October 16, 2021
股関節をやっちまいました。
なので滑り止めスプレーを施工したということを、今日雨が降ったことで思い出しました。
結果は、うん。だいぶいいぞ。
これでしばらくは安心です。
ラストオリウムという商品でした。 pic.twitter.com/muJkunP1q0
玄関タイルの滑り対策をするメリットとは?

転倒事故を防げる
玄関タイルの滑り対策は、家族の安全を守るためにとても重要です。
特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、玄関先での転倒が大きな事故につながる可能性があります。滑りやすいタイルは、雨の日や湿気の多い季節に特に注意が必要で、見た目にはわかりにくい危険が潜んでいます。
転倒事故は一瞬の不注意で起きるものですが、その影響は非常に大きく、骨折や打撲といったケガはもちろん、日常生活に支障をきたす事態にもなりかねません。とくに冬場の凍結や、梅雨時期の濡れた床面は、見た目に変化がないにもかかわらず、非常に滑りやすくなります。
このような事故を未然に防ぐには、滑りにくくするための対策が欠かせません。滑り止め塗料やコーティング剤を玄関タイルに使用することで、濡れた状態でも摩擦力を保ち、足元が安定します。歩くたびに気をつけるという精神的な負担も軽減され、安心して生活できる空間を作ることができます。
見た目を損なわずに対策できる(透明タイプの場合)
玄関は住まいの顔とも言える場所であり、タイルのデザインや素材にこだわっている人も多いはずです。そうした中で「滑り止め対策をすると見た目が悪くなるのではないか」と心配する声は少なくありません。
しかし近年では、透明タイプの滑り止め塗料やコーティング剤が主流になっており、元のタイルの質感や色合いを保ったまま、安全性を高めることが可能になっています。これにより、家の外観を損なわずに滑り止め対策ができるため、デザイン性を重視する方にとっても納得のいく方法と言えます。
施工後もほとんど見た目に変化がなく、光の反射や表面の質感も自然なまま保てる製品が多くあります。また、来客時にも違和感がなく、清潔感のある玄関を演出することができる点も嬉しいポイントです。
長期間効果が持続する塗料を使えば手間いらず
滑り止め塗料を選ぶ際には、どのくらいの期間その効果が持続するのかという点も大切な判断材料になります。頻繁に塗り直す必要がある塗料では、手間もコストもかかってしまい、継続的なメンテナンスにストレスを感じてしまうこともあります。
現在販売されている滑り止め塗料の中には、一度塗れば半年から一年、場合によっては二年以上効果が持続するものも存在します。こうした塗料は、玄関のように日常的に使用する場所でも耐久性を発揮し、定期的な塗り直しの手間を減らすことができます。
また、耐水性や紫外線に強い成分が含まれている製品であれば、雨風や日差しの影響にも強く、劣化のスピードを抑えることができます。玄関は屋外との接点でもあるため、そうした環境下に強い塗料を選ぶことは長期的な視点でも重要です。
雨の日や冬場の滑りやすさを軽減できる
雨が降った直後や寒い冬の朝に玄関タイルが濡れていると、想像以上に滑りやすくなっていることがあります。
これは水分や霜がタイルの表面に膜のように広がり、足の接地面との摩擦が減ってしまうためです。見た目は何も変わらなくても、踏み出した瞬間に足を取られてしまうことも少なくありません。
こうした滑りやすい状態に対して効果的なのが、滑り止め塗料や防滑コーティングの施工です。これらはタイルの表面に滑りにくい層を作り、濡れた状態でも安定して歩けるようにサポートしてくれます。
防滑対策を施すことで、雨の日でも足元の不安を感じることなく外出できるようになります。また、冬場の凍結による転倒リスクを軽減できる製品もあり、年間を通じて安定した安全性を確保することが可能です。
簡単なDIYで施工可能
滑り止め対策というと、専門の業者に頼まなければできないというイメージを持つ人もいますが、現在では家庭で簡単に使える滑り止め塗料が数多く販売されています。DIYが初めてという方でも扱いやすい商品が豊富にあり、必要な道具も少なく、作業手順もシンプルです。
作業は、タイル表面をきれいに掃除してから塗料を塗るだけという流れが基本です。スプレータイプなら吹きかけるだけで済みますし、ローラータイプでも広い面を短時間で塗ることができます。乾燥時間を含めても半日から1日あれば施工が完了することがほとんどです。
また、DIYで施工できる製品は価格も比較的手ごろで、玄関のような限られた面積であれば1本の塗料で十分対応できます。費用を抑えつつ、安全性を高めたいという方には特におすすめです。
玄関タイルの滑り対策をする際のデメリットとは?
経年劣化で効果が薄れるため再塗装が必要
滑り止め塗料は、施工した直後にはしっかり効果を発揮しますが、永続的にその性能が続くわけではありません。時間の経過とともに、摩耗や汚れによって徐々に効果が薄れていきます。
日々の出入りや天候の影響を受ける玄関まわりでは、どうしても塗膜がすり減ったり、はがれてしまうことがあります。とくに屋外の場合、紫外線や雨風がダメージの原因となることもあります。
そのため、定期的な点検や必要に応じた再塗装が求められます。どれだけ耐久性が高い塗料であっても、永遠に効果が続くことはないと理解しておくことが重要です。
一度塗れば終わりというものではなく、長く安心して使い続けるためには、メンテナンスを含めた対策が欠かせません。
表面の質感が変わることに注意が必要
滑り止め塗料を使うことで、タイルの表面に変化が出ることがあります。見た目には大きな変化がなくても、実際に触れたときの質感が塗装前と違って感じられることは少なくありません。
とくに滑り止め効果を高めるために、表面に細かな凹凸ができたり、ざらつきが出るタイプの塗料では、その感触に驚く人もいるでしょう。これは製品の性能として必要な加工であり、安全性と引き換えに多少の質感の変化があると理解しておくことが大切です。
裸足で歩く場所やペットが通る場所では、その変化が気になる場合もあるため、施工前に製品の仕上がりイメージを確認しておくと安心です。
思ったよりも手触りが変わっていたという後悔を避けるためにも、あらかじめ使用後の状態をイメージした上で選ぶことが大切です。
玄関タイルの滑りを防ぐ対策グッズの選び方

透明タイプ or カラータイプのどちらを選ぶか
滑り止め塗料を選ぶとき、仕上がりの見た目を重視するかどうかで、透明タイプかカラータイプかの選択が大きく変わってきます。どちらにも特徴があり、用途や好みによって適した選び方が必要です。
透明タイプは、現在のタイルの色や模様をそのまま活かすことができ、見た目の変化がほとんどないのが特徴です。玄関のデザイン性を維持したい人や、タイルの色合いを気に入っている場合には、こちらが向いています。
一方で、カラータイプの塗料は、タイルの表面に色を加えることで印象を変えつつ滑り止め効果を得られるため、模様替えや劣化したタイルのカバーとしても役立ちます。また、色によっては視認性が高くなり、安全性の面でもプラスに働く場合があります。
どちらが優れているというわけではなく、仕上がりの希望やタイルの状態に応じて選ぶことが、後悔のない選択につながります。
耐久性と再塗装の頻度
滑り止め塗料は一度塗れば終わりというわけではなく、ある程度の時間が経つと効果が弱まってくるものです。そのため、どのくらい持つか、つまり耐久性があるかどうかが、長く使い続けるうえで大きなポイントになります。
耐久性の高い塗料であれば、頻繁な再塗装が不要になり、メンテナンスの手間やコストを抑えることができます。特に玄関のように人の出入りが多い場所では、塗膜の摩耗も早いため、再塗装の頻度を減らせる製品を選ぶことで、負担が少なくなります。
また、耐久性は素材の特性だけでなく、施工方法や乾燥の時間、使う場所の環境にも左右されます。選ぶ際には、塗料そのものの寿命だけでなく、自宅の使用状況も踏まえて比較することが大切です。
長期的に安全な玄関を保つためには、塗ったあとのことまで見据えた選択が求められます。
屋外対応かどうか
滑り止め塗料を選ぶ際には、それが屋外での使用に対応しているかどうかを必ず確認する必要があります。玄関は雨風や直射日光の影響を受けやすい場所であるため、屋外用の性能を備えていない塗料では十分な効果を得ることができません。
屋内専用の塗料を屋外で使ってしまうと、塗膜が早くはがれたり、劣化して滑り止め効果がなくなってしまうことがあります。また、水に弱い塗料は雨により流されてしまい、思わぬ事故につながることもあります。
屋外対応の塗料は、耐水性や耐候性が高く、長期間にわたり効果を維持できるように設計されています。その分、価格がやや高めなものもありますが、安全性を長く保つという意味では必要な投資と言えるでしょう。
玄関まわりで使用するなら、まず「屋外対応」の表示を確認することが、失敗を防ぐうえで非常に大切です。
乾燥時間の長さ
滑り止め塗料は、塗ったあとに乾燥させる時間が必要になりますが、その長さは製品によって大きく異なります。この乾燥時間が作業全体のスケジュールに影響するため、事前に確認しておくことが大切です。
短時間で乾く速乾タイプの塗料であれば、数時間で歩行可能になり、忙しい日でも作業がしやすくなります。一方で、しっかりとした塗膜を作る塗料の中には、完全に乾くまでに半日以上かかるものもあります。こうした場合、施工当日は玄関を使えない時間が長くなり、不便に感じることがあるかもしれません。
また、乾燥中に雨が降ってしまうと塗料が流れたり、定着が不十分になる恐れもあるため、天気の確認も含めて施工日の計画を立てる必要があります。
手軽に済ませたい方は乾燥の早い製品を、より耐久性を求める方は時間をかけて仕上げるタイプを選ぶなど、自分のライフスタイルに合わせて選ぶことが後悔しないためのポイントになります。
まとめ:滑る玄関タイルの安全対策!滑り止めアイテムおすすめ7選
玄関タイルの滑り対策は、家族の安全を守るために欠かせないポイントです。
今回ご紹介した方法やアイテムを活用すれば、玄関の見た目を損なうことなく、効果的に滑りを防ぐことができます。
DIYで手軽に施工できるものから、長期間効果が持続するものまで、さまざまな選択肢があるため、自宅の玄関やライフスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
滑りやすい玄関をそのままにせず、快適で安心できる空間づくりをぜひ実践してみてください。