長時間のデスクワークや在宅勤務が増える中で、首や肩の疲れを感じやすくなったという声が多く聞かれます。
そうした疲労をやわらげ、快適な作業環境を整えるためのアイテムとして注目されているのが「後付けできるヘッドレスト」です。
この記事では、後付けヘッドレストのメリットやデメリット、選び方、注意点を解説したうえで、機能性や使いやすさに優れたおすすめ商品を厳選してご紹介します。
この記事でわかること
- 後付けヘッドレストの具体的なメリットとデメリット
- 椅子に合うヘッドレストの選び方
- 快適に使うための設置や使用時のポイント
- おすすめの後付けヘッドレストの紹介
Contents
今ある椅子に「後付けできるヘッドレスト」 おすすめ7選
後付けタイプのヘッドレストは、今使っている椅子をより快適にするための手軽なアイテムです。
まずここでは、数ある商品の中から、取り付けやすさ・快適性・コスパなどをもとに選んだおすすめのヘッドレストをご紹介します。
自分の椅子や使い方に合ったアイテムを見つける参考にしてください。
フォームヘッドレスト ユニバーサルタイプ(17×4インチ)

柔らかく通気性に優れたフォーム素材を使用した後付けヘッドレストです。オフィスチェアはもちろん、ゲームチェアやダイニングチェアにも対応し、首や肩への負担を軽減します。
高さや角度の調整も可能で、長時間の作業やリラックスタイムを快適にサポートします。取り付けも簡単で、さまざまな椅子にフィットする汎用性の高さが魅力です。
メモリーフォームヘッドレスト 高さ・角度調整タイプ

高さ・角度・前後の3か所が調整でき、理想の姿勢に合わせて細かくカスタマイズ可能です。衝撃を吸収するメモリーフォームが、頭部にぴったりフィットして包み込み、長時間のデスクワーク中も快適にサポートします。
穴あけ不要のクランプ式で、既存の椅子に簡単に取り付けできるのも嬉しいポイントです。疲れやすい首まわりの負担をしっかり軽減します。
布張りユニバーサルヘッドレスト アタッチメント式

通気性の良い布地と弾性スポンジを使用し、暑い季節でも快適に使用できる後付けヘッドレストです。多くのオフィスチェアに対応し、高さや角度の調整も可能なので、自分に合った位置でしっかりと首を支えます。
長時間の作業でも姿勢を保ちやすく、疲労感を軽減します。デザインもシンプルで、インテリアに自然に馴染みます。
プラス NEXIS M01専用ヘッドレスト

NEXIS M01チェア専用に設計された純正の後付けヘッドレストです。後傾姿勢をしっかり支える構造で、長時間のモニター作業やデスクワークでも首や肩にかかる負担を軽減します。
特に眼精疲労や集中力低下が気になる方におすすめです。椅子と一体化したような美しいデザインで、オフィスにもなじみやすいスタイリッシュな外観が魅力です。
Sherry29 ヘッドレスト クッションタイプ

人間工学に基づいて設計された凹型のヘッドレストが、首にしっかりフィットし、長時間座っていても快適さを維持します。
通気性・吸湿性のある素材を使用し、汗ばむ季節でもムレにくく、柔らかなクッションが頭と首をやさしく支えてくれます。取り付けは工具不要で簡単。オフィスや在宅ワーク環境の質を向上させるアイテムです。
パンチフリー式 ヘッドレスト 高さ調整タイプ

工具を使わず取り付け可能なパンチフリータイプで、対応サイズの椅子に簡単に後付けできます。高さ・角度の調整も可能で、自分に合った姿勢で首や肩をサポート。
凹型クッションが頭部にフィットし、長時間作業や休憩時も快適です。背もたれの形状や厚みに合わせて選べるサイズ展開で、汎用性も高いのが特徴です。
Folpus メモリーネックサポート(低反発タイプ)

柔らかな低反発素材を使用したネックサポートクッションで、首と肩をやさしく支えます。デスクでのパワーナップやリラックスタイムにも活躍し、長時間座っていても疲れにくくなります。
椅子への取り付けも簡単で、姿勢改善や肩こり対策としても効果的です。多様な椅子に対応し、仕事から休憩まで幅広いシーンで使えます。
「後付けできるヘッドレスト」のメリット
首や肩への負担軽減
後付けできるヘッドレストは、首や肩にかかる負担を大幅に軽減してくれます。
特に長時間椅子に座って作業をする人にとっては、その効果は非常に大きいものです。
人の頭は大人であればおよそ4〜6kgほどの重さがあります。これを首と肩だけで支えている状態が長く続くと、筋肉が緊張し続け、結果として肩こりや首の痛みを引き起こしてしまいます。
ヘッドレストがあることで自然と背もたれに体を預ける姿勢が習慣化され、首に余計な力が入ることも減っていきます。
無意識に前かがみになっていた方でも、ヘッドレストの存在によって後方に重心が戻り、筋肉が休まる時間が増えるのです。
姿勢改善・猫背対策に役立つ
椅子に後付けするヘッドレストは、首や肩の負担を軽減するだけでなく、姿勢そのものを改善する働きもあります。
特に猫背の傾向がある方には、姿勢の矯正サポートとして効果が期待できます。
悪い姿勢のままで座っていると、背骨が自然なカーブから逸れてしまい、腰や肩、首などに過剰な負荷がかかります。
これは短期的な疲労だけでなく、長期的には慢性的な痛みや集中力の低下にもつながります。
ヘッドレストを設置することで、後方からの支えが生まれ、頭を自然な位置にキープしやすくなります。
既存の椅子を快適にアップグレードできる
今ある椅子に不満があっても、必ずしも新しい高機能チェアを買う必要はありません。
後付けヘッドレストを使えば、手軽に座り心地をレベルアップさせることができます。
特に、背もたれしかないタイプの椅子は、長時間使用すると疲れやすくなる傾向があります。
このような椅子にヘッドレストを追加することで、頭と首をしっかり支える要素が加わり、作業中だけでなく休憩時にも快適さを感じやすくなります。
また、椅子そのものの買い替えはサイズやデザインの選定に悩みがちですが、後付けヘッドレストであれば、気軽に導入できる上に、設置も簡単です。
新しい椅子を買うよりコストを抑えられる
高性能なオフィスチェアやゲーミングチェアは、価格が2万円〜5万円以上することも珍しくありません。
しかし、すべての人がそのような予算をかけられるわけではなく、買い替えに踏み切れない方も多いはずです。
このようなとき、後付けヘッドレストはコストを抑えながらも、必要な機能を追加できるという点で非常に魅力的な選択肢になります。
多くの製品が数千円台で購入でき、取り付けも簡単なため、導入へのハードルが低いのが特徴です。
また、椅子自体はまだ使えるのに「ヘッドレストがないから使いにくい」といった理由だけで買い替えるのはもったいない場合もあります。
そうした場面でも、ヘッドレストを後付けすることで、快適性を十分に確保できます。
取り外し・移動が簡単で汎用性が高い
後付けヘッドレストは、設置や取り外しがとても簡単にできるものが多く、使い勝手の面でも優れています。
工具不要で取り付けられるクランプ式やバンド式の商品が主流で、女性でも1人で作業できる手軽さがあります。
また、引っ越しや模様替え、椅子の買い替え時にも使い続けることができるため、使い捨てにならない点も大きなメリットです。
対応可能な椅子の種類も幅広く、オフィスチェア、ゲーミングチェア、パーソナルチェア、ダイニングチェアなど、多くの場面に適応できます。
さらに、必要なときだけ取り付け、使わないときは外して収納しておくという柔軟な使い方も可能です。
このような自由度の高さは、日常の使い勝手を向上させるうえで重要なポイントになります。
「後付けできるヘッドレスト」のデメリット
椅子の形状によっては取り付けできない場合がある
後付けのヘッドレストは、すべての椅子に必ず取り付けられるわけではありません。
この点を理解せずに購入してしまうと、うまく設置できず使えないこともあります。
その理由は、椅子ごとに背もたれの形状や厚み、カーブの具合が異なるからです。
特に、背もたれが大きく湾曲している椅子や、背面が布やメッシュで張られていて固定できる部分が少ないタイプでは、取り付けが難しくなることがあります。
また、背もたれの上部が太すぎたり、反対に細すぎたりすると、ヘッドレストの固定具がフィットしにくく、安定しない場合もあります。
これにより、しっかり取り付けたつもりでも、時間が経つとズレたり落ちたりしてしまうケースも見られます。
こうしたトラブルを避けるためには、事前に自分の椅子の背もたれの厚さや形状を確認し、購入予定のヘッドレストが対応しているかをチェックすることが大切です。
見た目の一体感に欠けることがある
後付けタイプのヘッドレストは、便利で機能的ではあるものの、見た目の一体感にはやや欠ける傾向があります。
椅子とヘッドレストが別々のパーツである以上、デザインや色、素材感に違いが出やすくなるためです。
多くの椅子は、全体のデザインや質感が統一されて作られています。
そこに後付けで別メーカーのヘッドレストを取り付けると、どうしても「後から付け足した感じ」が出てしまいます。
特に、素材やカラーが椅子と大きく異なる場合は、その差が目立ってしまうでしょう。
デザインとの調和を気にする場合は、色や素材の一致だけでなく、取り付けたときの全体バランスも確認したうえで選ぶことがポイントになります。
「後付けできるヘッドレスト」の選び方
椅子の背もたれ形状と対応サイズを確認する
後付けヘッドレストを選ぶ際、最も基本となるのが椅子の背もたれとの相性です。
商品によっては取り付け可能な形状やサイズに制限があり、それを確認しないまま購入すると「付けられなかった」という結果になりかねません。
背もたれの厚みが大きすぎたり、逆に薄すぎたりすると、固定が不安定になることがあります。
また、背もたれの上部に強いカーブや傾斜がある椅子は、ヘッドレストがうまくフィットしない場合があります。
特に注意したいのは、見た目では分かりにくい細かな寸法や形状の違いです。
製品ページに「対応サイズ」「取り付け可能な厚み」などの記載があるので、自分の椅子の実寸と照らし合わせて確認することが重要です。
高さ・角度調整の可動範囲を見る
ヘッドレストの位置が合わないと、せっかく取り付けても効果が半減してしまいます。
そのため、購入前には高さや角度の調整範囲を確認しておく必要があります。
調整できないタイプでは、自分の体格に合わず、逆に首や肩に違和感を覚えることもあります。
一方で、可動式のヘッドレストであれば、使う人の身長や座り方に合わせて柔軟に位置を調整できます。
角度の可動範囲も大切です。首に当たる部分が前すぎたり、後ろすぎたりすると、自然な姿勢を保つのが難しくなります。
多くの人にとって快適な位置は微妙に異なるため、細かく調整できる機構は、使い心地を大きく左右する要素になります。
クッション性と素材の快適さを重視する
快適に長時間使うためには、クッションの質と素材感がとても重要です。
見た目が良くても、硬すぎたり通気性が悪い素材だと、使っているうちに不快感が出てしまうことがあります。
クッション性が高い製品は、頭をしっかり支えてくれるだけでなく、体への負担をやわらげてくれます。
中でも、低反発ウレタンやメモリーフォームなどは、頭の形に合わせてゆっくり沈み、自然にフィットします。
また、表面素材にも注目すべきです。通気性の良いメッシュ生地であれば、夏場でも蒸れにくく、長時間快適に使用できます。
逆に合皮やビニール素材は汗をかきやすく、肌に張り付きやすいため、注意が必要です。
デザインや色が椅子と合うか確認する
ヘッドレストは機能性だけでなく、見た目のバランスも意外と重要です。
椅子とヘッドレストのデザインや色味が合っていないと、統一感がなくなり、違和感を覚えることがあります。
特に、オフィスやリビングなど人目に触れる場所で使用する場合は、インテリアとの調和も大切になります。
椅子と素材や色が近いヘッドレストを選ぶことで、全体としてまとまりのある印象になります。
また、形状や質感も確認ポイントです。椅子がモダンなデザインなのに、ヘッドレストがクラシックな印象ではチグハグになりかねません。
ネットで購入する場合は、写真だけで判断せず、実際のレビューや装着イメージも参考にすると良いでしょう。
「後付けできるヘッドレスト」の使用時のポイント
取り付け位置を頭・首の自然な位置に調整する
ヘッドレストは、ただ椅子に取り付ければ良いというものではありません。
頭や首の「自然な位置」に調整することが、効果を最大限に発揮させるポイントになります。
高さが合っていないと、首が無理な角度になり、かえって負担が増えてしまうこともあります。
ヘッドレストの中央が、頭の後ろあたりにくるように位置を調整すると、重みをバランスよく支えられるようになります。
また、角度も重要です。上を向きすぎたり、逆に下を押し込まれるような形では、長時間使うと疲れやすくなってしまいます。
体を背もたれに預けた状態で、自然と頭がヘッドレストに当たるように設定することが理想です。
取り付け後は実際に座って微調整を行い、自分の体に合った位置を見つけることが快適な使用につながります。
緩みがないか定期的に確認する
ヘッドレストは日々の動きの中で少しずつズレたり、ネジや固定部分が緩んでくることがあります。
そのまま使用を続けてしまうと、思わぬタイミングで位置がずれたり、外れたりする危険もあります。
定期的に固定部分をチェックして、しっかり締まっているか確認する習慣を持つことが大切です。
ベルト式なら締め直し、クリップ式ならグラつきの有無を確認することで、安全性も保てます。
また、長時間座る機会が多い人ほど、ヘッドレストへの圧力も蓄積されやすいため、緩みやすい傾向があります。
定期点検を習慣にすれば、快適性だけでなく安全性も維持しやすくなります。
自分の姿勢と合っているか定期的に見直す
ヘッドレストを使っているうちに、無意識のうちに姿勢が崩れていることがあります。
最初にベストな位置に調整していても、座り方が変わればその効果も変わってしまうからです。
たとえば、作業中に前かがみになる時間が長くなると、ヘッドレストが当たらなくなり、支えの効果がなくなってしまいます。
一度その状態に慣れてしまうと、姿勢の崩れに気づきにくくなります。
ときどき自分の座り方を見直し、ヘッドレストと身体がきちんと合っているかを確認することが大切です。
椅子とヘッドレストに体をしっかり預けられている状態であれば、首や背中への負担も少なくなります。
違和感を感じたら無理に使わず調整・休憩を心がける
ヘッドレストを使っている中で、首や肩に違和感を感じたときは、そのまま無理に使い続けるのは避けた方がいいでしょう。
どんなに良い製品でも、使い方や姿勢が合っていなければ、逆に疲労や痛みの原因になってしまいます。
その場でいったん使用を中止し、取り付け位置や角度を調整してみることが大切です。
わずかな角度や高さの違いで、快適さが大きく変わることもあります。
また、長時間座り続けること自体が身体にとっては負担になるため、違和感を感じたタイミングで立ち上がったり、軽く体を動かすのも効果的です。
まとめ:今ある椅子に「後付けできるヘッドレスト」 おすすめ7選
今使っている椅子をもっと快適にしたい、首や肩の負担を少しでも軽くしたいと考えている方にとって、後付けヘッドレストはコストを抑えながら環境を改善できる非常に実用的なアイテムです。
とはいえ、椅子との相性や取り付け方法など、事前に確認すべきポイントも多いため、焦らずじっくり比較検討することが大切です。
この記事が、あなたの椅子選び・作業環境の改善に少しでも役立てば幸いです。