引き戸やスライドドアは、スペースを有効に使える便利な構造ですが、思わぬ事故が起こりやすい場所でもあります。特に小さなお子さまやご高齢の方がいるご家庭では、ドアの開閉時に指を挟んでしまうリスクが常に付きまといます。
この記事では、引き戸の指はさみ防止に効果的なおすすめグッズを厳選してご紹介します。導入のメリットから製品ごとの違い、使用時の注意点までを解説しておりますので、安全対策を検討されている方はぜひ参考になさってください。
この記事でわかること
- 指はさみ防止グッズのメリットとデメリット
- 設置時や使用時に注意すべきポイント
- 製品ごとの選び方や適した設置場所
- おすすめの引き戸用指はさみ防止グッズ
Contents
「引き戸の指はさみ防止グッズ」おすすめ6選
引き戸やスライドドアは便利な一方で、指を挟んでしまう事故が起きやすい場所でもあります。特に小さなお子さまや高齢のご家族がいるご家庭では、日常的なケガのリスクが気になるところです。
まずここでは、引き戸の指はさみ防止に役立つおすすめのグッズを厳選してご紹介します。設置が簡単なものから、デザイン性に優れたタイプまで、実用性の高いアイテムを幅広くピックアップしました。
GJTr ドアストッパー ゴム製 クッション 3個セット

やわらかく耐久性のあるゴム素材を使用し、引き戸や扉に取り付けるだけで指挟み事故を防止できます。家具や壁を傷つけず、赤ちゃんやペットの安全対策としても優れており、取り外しも簡単です。換気目的での隙間作りにも活用でき、家庭やオフィスで重宝します。
JOMTTW ドアストッパー NBRゴム製 4点セット

柔らかいNBRゴムがドアと枠の間に安全な隙間を作り、指挟みをしっかり防ぎます。工具不要でドア上部や側面に挟むだけで簡単に設置可能。お子さまやペットの安全を守りながら、つまずきや風通しの改善にも役立ち、家庭内の事故予防におすすめです。
ベスト 引戸用 指ガード No.447 フィンガード

幼児の指挟みを防止するために設計された回転式ガードです。使わない時は目立たず、開閉にも支障がありません。家庭だけでなく、保育園や幼稚園でも採用されており、信頼性も高い製品です。安全対策をスマートに取り入れたいご家庭にぴったりです。
パネフリ工業 戸先クッションエッジ 2.1m ダークブラウン

引き戸の戸先に取り付けることで、閉める際の衝撃や音を軽減し、指挟みのリスクをしっかり抑えます。両面テープ付きで施工も簡単。自宅だけでなく、保育施設や高齢者施設でも利用されており、安全性・耐久性・意匠性のすべてを兼ね備えた本格的な対策製品です。
Lasoll ベビーガード スライドドアロック 4個入り

簡単操作でスライドドアをロックし、赤ちゃんの指挟みや転落事故、ペットの飛び出しなどを防ぎます。ABS樹脂製で安全性が高く、両面テープで貼るだけの簡単設置。窓や引き戸にも使えて、日常生活に安心をプラスできる頼れる安全グッズです。
MAVEEK スライドドアロック ホワイト 4個セット

好奇心旺盛な子どもやペットによる引き戸の誤開閉を防ぐロック機能付きストッパーです。ABS樹脂製で安全性が高く、両面テープで貼り付けるだけの手軽な設置が魅力です。見た目もシンプルで、室内インテリアの雰囲気を損なわず、しっかり安全対策が行えます。
「引き戸の指はさみ防止グッズ」のメリット
安全性の向上
引き戸に指はさみ防止グッズを取り付けることで、家庭内の安全性を大きく高めることができます。
特に小さなお子さまやペットがいる家庭では、ドアの開閉によるケガのリスクが日常的に潜んでいます。
これらのグッズはドアの動きをコントロールしたり、隙間を作ったりすることで、思わぬ事故を未然に防ぐ仕組みになっています。
さらに、勢いよく閉まる扉をやわらかく受け止めるタイプのものもあり、手や指が入り込む余地を物理的に排除できます。
小さな子どもや高齢者の事故防止に有効
引き戸は便利ですが、開け閉めのスピードや構造の関係で、油断すると指を挟みやすい場所でもあります。
とくに反射的な動作が苦手な子どもや高齢者にとっては、事故の起きやすいポイントと言えるでしょう。
指はさみ防止グッズを使えば、ドアの隙間を一定以上ふさいだり、閉まりすぎないよう制限できたりするため、安心して生活できます。
また、無理に引っ張ってドアが勢いよく閉じてしまうのを防げる製品も多く、毎日の生活の中で意識せずとも事故を防止できるのが特長です。
精神的な安心感が得られる
指はさみ防止グッズを設置しておくことで、「いつ事故が起きるかもしれない」という不安から解放されます。
とくに子育て中の家庭では、親が一瞬目を離したときに限って子どもが危ない行動をしてしまうものです。
そうしたヒヤリとする場面を少しでも減らせることは、精神的なストレス軽減につながります。
また、高齢者の介護をしている方やペットを室内で飼っている家庭でも、「ケガをさせてしまったらどうしよう」という心配が常につきまといます。
あらかじめ安全対策をしておくことで、家族全体が落ち着いて日々を過ごせる環境がつくれるのです。
設置が簡単で賃貸でも使える製品が多い
現在市販されている指はさみ防止グッズの多くは、取り付けがとても簡単で、賃貸住宅でも使いやすい設計になっています。
ネジや穴を必要とせず、両面テープで貼るだけ、もしくはドアに差し込むだけで取り付け可能な商品が主流です。
原状回復が求められる賃貸物件でも、安心して利用できます。
さらに、貼ったあとにきれいに剥がせる粘着素材を使っているタイプも多く、取り外し時の手間や壁紙へのダメージもほとんどありません。
手軽に導入できるうえ、機能性も十分なので、賃貸でも妥協せずに安全対策を行いたい方に適しています。
引き戸の開閉音や勢いも軽減できる場合がある
指はさみ防止グッズの中には、引き戸の動きをやわらかく制御するクッション機能付きの商品があります。
それにより、ドアが勢いよく閉まるのを防ぎ、バタンという大きな音も発生しにくくなります。
騒音が気になる集合住宅や、子どもが寝ている部屋などでは特に重宝されます。
また、勢いを抑えることでドアそのものや周辺の家具を傷つけることも少なくなり、住まいのメンテナンスにもつながります。
「引き戸の指はさみ防止グッズ」のデメリット
製品によっては見た目が目立つ
引き戸の指はさみ防止グッズは、安全性を重視するうえでは非常に有効ですが、製品によっては「いかにも安全対策グッズ」といった見た目のものもあります。
特に白やカラフルな色の製品、厚みがあるパーツは、部屋の雰囲気に合わず、設置したとたんに目立ってしまうことがあります。
モダンで統一感のあるインテリアを好む人にとっては、少し違和感を覚えるかもしれません。
このため、選ぶ際には「本体のカラーがドアに馴染むか」「形状が目立ちにくいか」といった点を事前に確認しておくと安心です。
スライド機構と干渉しやすい場合もある
引き戸に取り付ける指はさみ防止グッズは、製品によっては引き戸そのもののスライド動作と干渉してしまうことがあります。
レールの上を滑るように動くタイプの引き戸や、戸袋(とぶくろ)に収納されるタイプの扉では、開け閉めの際にグッズが引っかかったり、途中で止まってしまったりすることがあります。
このようなトラブルを避けるには、購入前に自宅の引き戸の仕組みをきちんと確認し、それに対応した製品を選ぶことが欠かせません。
「どこに取り付けるか」「可動域に支障が出ないか」などをチェックしておけば、快適に使える安全対策が実現できます。
「引き戸の指はさみ防止グッズ」の選び方
引き戸のタイプ(戸袋あり/なし)に合うか確認する
指はさみ防止グッズを選ぶ際は、設置する引き戸のタイプを必ず確認しておく必要があります。
引き戸には「戸袋あり」と「戸袋なし」があり、それぞれ構造が異なります。
戸袋とは、引き戸を開けたときに扉が完全に隠れる収納スペースのことで、このタイプでは設置できるスペースに制限が出てしまいます。
一方、戸袋がないタイプでは、ドアの横に扉がそのままスライドするため、比較的自由にグッズを取り付けることが可能です。
こうした構造の違いを把握せずに選んでしまうと、せっかく購入しても取り付けできなかったり、途中で干渉してしまったりすることがあります。
設置方法(両面テープ/マグネット/差し込み式)で選ぶ
指はさみ防止グッズには、いくつかの設置方法があります。
主なタイプとしては、両面テープで貼るタイプ、マグネットで固定するタイプ、ドアの隙間に差し込むタイプが挙げられます。
それぞれ使い勝手や適した環境が異なります。
両面テープ式は最もポピュラーで取り付けが簡単ですが、粘着面が劣化すると剥がれやすくなります。
マグネット式は繰り返し着脱できる反面、金属面がないと使えません。
差し込み式は工具不要ですが、設置できる隙間が限られるため注意が必要です。
目立ちにくい色やデザインを選ぶ
室内の見た目に配慮するなら、目立ちにくい色やデザインのグッズを選ぶことがポイントです。
多くの人が、安全対策と同時に、部屋のインテリアを損ないたくないと感じています。
特にリビングや来客の多い場所では、機能性だけでなく見た目も重要になります。
最近では、白やブラウン、グレーなどの落ち着いたカラー展開がある製品も増えており、建具の色に合わせて選ぶことで違和感を減らすことができます。
子どもの手の届きにくい位置に設置できるか確認する
引き戸にグッズを取り付ける際は、子どもの手の届かない高さに設置できるかどうかも重要なチェックポイントです。
せっかく安全対策をしても、子ども自身がグッズに触って外してしまったり、無理に動かして壊してしまうと、効果が薄れてしまいます。
特に1〜4歳の年齢層は好奇心が旺盛で、手の届くものにはすぐに触れようとするため、安全グッズの位置は慎重に決める必要があります。
グッズを選ぶ際には「高めの位置に取り付け可能か」「手動で簡単に操作できてしまわないか」を事前に確認しておくと安心です。
「引き戸の指はさみ防止グッズ」の使用のポイント
設置前に引き戸周辺のホコリや汚れを取り除く
指はさみ防止グッズをしっかりと機能させるには、取り付け前のひと手間が重要です。
中でも見落とされがちなのが、引き戸まわりの汚れやホコリの除去です。
貼り付けタイプや差し込み式のグッズは、設置面が汚れていると、接着がうまくいかず、時間が経つと剥がれたりズレたりする原因になります。
特にドアの下部や側面、レールまわりはホコリが溜まりやすいので注意が必要です。
取り付け前には乾いた布でホコリを払った後、必要に応じて中性洗剤を使って油分を落とし、しっかり乾かしてから作業を行うようにしましょう。
使用前に何度か開閉してスムーズさを確認する
安全グッズを取り付けたあと、必ずやっておきたいのが開閉の動作確認です。
見た目には問題がなくても、実際に扉を動かしてみると、引っかかったり、開閉がスムーズにいかないことがあります。
これは、設置位置が数ミリずれているだけでも発生することがあるため、必ずチェックしておくべき工程です。
とくにスライドドアは軽い力で動くものが多いため、少しの違和感でも日常的な使いづらさに直結します。
確認作業では、何度か開け閉めを繰り返し、引っかかりがないか、ガタつきがないか、きちんと指が守られているかを丁寧にチェックしましょう。
定期的にズレや劣化がないか点検する
安全グッズは取り付けたあとも、こまめな点検が欠かせません。
設置した当初はしっかり固定されていても、長期間使っているうちに少しずつズレたり、粘着力が落ちたりして、効果が弱まってしまうことがあります。
特に両面テープ式の製品は、湿気や温度の変化、繰り返しの開閉によって徐々に接着力が低下します。
また、差し込みタイプやマグネットタイプでも、知らないうちに動いていたり、劣化して割れてしまったりすることもあるため油断できません。
月に1回程度、目視で確認したり、手で軽く触れて位置や強度をチェックする習慣をつけておくと安心です。
必要に応じて他の安全対策(チャイルドロックなど)と併用する
指はさみ防止グッズは、あくまでも「指を挟まないようにするための対策」であり、それ以外の動きや事故に対しては万能ではありません。
たとえば、子どもが引き戸を開けて勝手に部屋に入ったり、引き出しを開けて危険なものを取り出したりするケースも考えられます。
そういった場面では、チャイルドロックやストッパーといった他の安全対策を組み合わせて使う必要があります。
特に、子育て中の家庭や、ペットと暮らしている場合は、「開けさせない工夫」「入らせない対策」も同時に講じることで、より広い範囲のリスクを減らすことができます。
安全対策はひとつだけでは不十分になることも多いため、必要に応じて複数のグッズを併用し、家族のライフスタイルに合った形で取り入れていきましょう。
まとめ:「引き戸の指はさみ防止グッズ」おすすめ6選!
引き戸の指はさみ事故は、ほんの一瞬の不注意から起きてしまいます。
特に小さなお子さまや高齢のご家族がいるご家庭では、日常の中に潜むリスクを事前に防ぐ工夫がとても大切です。
今回ご紹介した指はさみ防止グッズは、どれも手軽に取り入れられるものばかりで、使い方次第で安全性だけでなく生活の快適さも向上させることができます。
ご家庭の環境や使用する引き戸のタイプに合わせて、最適な製品を選んでみてください。