
玄関が靴であふれてしまうと、見た目が雑然とし、日々の暮らしにも小さなストレスが積み重なります。
限られたスペースの中で、すっきりと靴を収納したいときに役立つのが「壁掛け靴箱」です。
この記事では、壁掛け靴箱のメリットや選び方、設置時の注意点まで丁寧に解説したうえで、機能性とデザイン性に優れたおすすめのシューズラックをご紹介します。
玄関をより快適に、そして美しく整えたい方にとって参考となる情報をまとめています。
この記事でわかること
- 壁掛け靴箱の主なメリットとデメリット
- 設置や選び方のポイントと注意点
- 玄関空間を有効活用するための工夫
- おすすめの壁掛けシューズラック
Contents
靴箱不足を解消!壁掛けシューズラックおすすめ10選
まずここでは、省スペース性や収納力、使いやすさなどのポイントを踏まえて選んだ、おすすめの壁掛け靴箱を厳選してご紹介します。
玄関の広さや家族構成に合わせた最適な一台を見つける参考にしてください。
HEIAN SHINDO 突っ張りシューズラック 24足収納

工具不要で設置できる突っ張り式シューズラックです。棚の高さや角度が調節できるため、靴のサイズや用途に合わせて自由にアレンジ可能。
最大24足まで収納できるので、玄関の靴が多いご家庭にもぴったりです。
MISSLO ドア掛けシューズラック 12足収納

ドアに吊るして使える省スペース設計のシューズラックです。深さのあるポケットがしっかりと靴をホールドし、靴の落下を防ぎます。
最大12足収納可能で、アパートや寮の狭い玄関でもすっきり片づけることができます。
ウォールポケット型 シューズラック 20足収納

透明窓付きで中身が見えるウォールポケット型の靴収納ラックです。最大20足の靴を収納でき、短いブーツやスニーカーにも対応。
ドアに掛けるだけで設置でき、整理整頓が苦手な方でも使いやすいアイテムです。
life_mart 扉掛けシューズラック 10段

扉に掛けて使える10段式のシューズラックです。通気性の良いメッシュ素材を採用し、見た目にも圧迫感がありません。
狭い玄関スペースでもしっかり収納でき、組み立てもドライバー1本で簡単に行えます。
DEYILIAN 壁掛け粘着シューズラック 4個セット

粘着シートで取り付けるタイプの壁掛けシューズラックです。壁に穴を開ける必要がなく、賃貸住宅でも安心して使えます。
スニーカーやヒールなど最大4足ずつ収納でき、玄関の壁面を有効活用できます。
多機能壁掛けシューズラック 3個セット

高品質なプラスチックとステンレス製の3個セットシューズラックです。
貼り付け式で壁にもドアにも簡単に設置でき、大人の靴なら2足、子ども用なら4足まで収納可能。靴以外の小物収納にも便利です。
Fuyutu スリム4段シューズラック

奥行20cmのスリム設計で、玄関や廊下など狭いスペースにも設置できるシューズラックです。
斜め置きの棚で靴が取り出しやすく、上部には小物置きスペースや傘掛けフックも付属し、多機能に使えます。
Smile-Life 吊り下げ式シューズラック 24ポケット

軽くて無臭、薄手の素材を使ったウォールポケット型シューズラックです。
最大24足まで収納でき、玄関やクローゼットの扉裏に吊るすだけでOK。通気性のあるメッシュ素材で、見せる収納にもおすすめです。
LOWYA 突っ張り式シューズラック 21足収納

突っ張り式で壁を傷つけずに設置できる大容量ラックです。通気性に優れ、最大21足まで収納可能。
棚の高さ調整もできるので、ショートブーツなども対応可能。玄関をスタイリッシュに整えるのに最適です。
スリッパラック 壁掛け 粘着式(65cm)

金属製のスリムな壁掛けスリッパラックです。粘着シートで貼り付けるだけの簡単設置で、浴室や玄関など狭いスペースにもぴったり。
防湿・防錆性に優れており、日常使いに最適な省スペース収納です。
靴箱不足を解消!壁掛けシューズラックのメリット

省スペースで玄関が広く使える
壁掛け靴箱の最大のメリットの一つは、限られた玄関スペースを有効活用できる点です。
玄関は家の第一印象を決める場所ですが、靴が散乱しているとそれだけで雑多な印象を与えてしまいます。そこで、壁掛けタイプの靴箱を使えば、床に物を置かずに済むため、見た目がすっきり整います。
また、床に靴箱を置かないことで、実際に使える床面積が広がり、圧迫感も軽減されます。通行の邪魔にならず、ベビーカーやキャリーバッグの出し入れもしやすくなります。特に都心のマンションや狭小住宅のように玄関がコンパクトな住まいでは、この「床が広く見える効果」は非常に大きいと言えるでしょう。
掃除がしやすい
壁掛け靴箱を使うと、日々の掃除が圧倒的にラクになります。
その理由は単純で、床に物を置かないことで掃除道具がスムーズに動かせるからです。モップや掃除機が靴箱の下にスッと入るため、ホコリやゴミが溜まりやすい玄関でも短時間で清潔な状態を保てます。
特に、玄関は外からの砂や汚れが持ち込まれやすい場所です。靴箱の下や周囲にホコリが溜まってしまうと、カビやダニの温床になる可能性も否めません。しかし壁掛けタイプなら、浮かせて収納することで通気性もよくなり、湿気がこもるのを防ぐ効果も期待できます。
家族ごとに分けて収納できる
壁掛け靴箱は、棚やポケットが段ごとに区切られている構造が多く、家族それぞれの靴を分けて収納するのにとても便利です。
この仕組みにより、誰の靴がどこにあるかが一目でわかり、朝のバタバタした時間でも迷わず靴を選ぶことができます。特に子どもがいる家庭では、子ども用の低い段に靴を並べておくことで、自分で出し入れする習慣も身につきやすくなります。
また、大人用・子ども用だけでなく、季節ごとに段を分けるのも一つの使い方です。例えば、上段にサンダルや夏用の靴、下段にはブーツなどを配置することで、季節の変わり目でもスムーズに入れ替えができます。
子どもの靴も取り出しやすい高さに設置できる
壁掛け靴箱の良さは、高さを自由に調整して設置できる点にもあります。これにより、小さな子どもでも自分で靴を出し入れしやすい環境を作ることができます。
子どもは自分で靴を選んだり、片付けたりする経験を通して自立心を育んでいきます。収納場所が高すぎると、毎回大人が手伝う必要が出てきてしまいますが、壁掛け式であれば子どもの目線に合わせた段に設置することで、その問題を解決できます。
また、壁面全体を使って収納を分散させられるため、兄弟姉妹ごとに段を分けてあげることも可能です。名前や写真を貼っておけば、楽しみながら整理整頓の習慣づけもできるでしょう。
壁掛けシューズラックのデメリット
耐荷重に注意が必要
壁掛け靴箱を選ぶ際に忘れてはならないのが「耐荷重」です。見た目がスタイリッシュでも、実際に収納する靴の重さに耐えられなければ、すぐにグラついたり、最悪の場合は落下の危険もあります。
特に、大人用の革靴やブーツなどは見た目以上に重たく、1足で1kgを超えることも少なくありません。それが複数足分になると、かなりの重さになります。さらに、子どもの成長に合わせて靴のサイズが変わるように、重量も変動します。
このように、壁掛け靴箱は便利で見た目も良い一方で、「何足まで」「1段あたり何kgまで」といった重さの上限を事前に確認しておかないと、使用中に事故や故障が発生する可能性があるのです。
設置する際も、重さに耐えられる下地のある場所を選ぶことが大切です。
靴のサイズや形によっては収納できないことがある
壁掛け靴箱はデザインや構造によって、収納できる靴のサイズや形に制限がある場合があります。見た目がスリムで省スペースな分、収納部の奥行きや高さが限られていることが多く、すべての靴が収まるとは限りません。
たとえば、ハイカットのスニーカーやロングブーツなどは、ポケットの高さが足りず、無理に押し込むと形が崩れる恐れがあります。また、厚底の靴やワイドなシューズは、棚やポケットの幅に合わず、扉が閉まらないこともあります。
前述の通り、壁掛け靴箱は限られた空間に効率よく収納することを目的に設計されています。そのため、一般的なスニーカーやパンプス、サンダルなどの収納には最適ですが、特殊な形状やサイズの靴には不向きな場合もあるのです。
購入前には、収納したい靴のサイズを確認し、商品ごとの内部寸法(幅・奥行き・高さ)と比較することが必要です。
靴箱不足を解消するための壁掛けシューズラックの選び方

設置する壁の強度を確認する
壁掛け靴箱を取り付ける前に、必ず確認すべきなのが壁の強度です。
靴を収納するとそれなりに重さがかかるため、壁がその重さに耐えられなければ、落下や破損の原因になります。
特に石膏ボードや薄い壁紙の上にそのまま設置すると、時間とともに剥がれたりズレたりすることがあります。安全に長く使うためには、しっかりとした下地のある場所、または補強された面を選ぶことが大切です。
戸建てだけでなく、マンションやアパートでも、構造上の制限でビスやネジが使えない場合もあります。そうしたときは、突っ張りタイプや貼り付け式の製品など、壁を傷つけない選択肢を検討する必要があります。
収納したい靴の量やサイズに合った容量を選ぶ
壁掛け靴箱を選ぶ際は、デザインや見た目だけでなく、実際に収納したい靴の数やサイズに合った容量であることが重要です。
収納数だけで選んでしまうと、実際には入らなかったり、無理に押し込んで形が崩れてしまうケースもあります。
特に家族で使用する場合、想定よりも多くの靴を収納することになるため、少し余裕を持った容量のものを選ぶと使いやすさが格段に変わります。加えて、男性の靴は大きくて重いため、対応サイズや段ごとの耐荷重もチェックしておきたいところです。
コンパクトなモデルを選んでも、靴のサイズが合わなければ意味がありません。使用する人数や靴の種類に合わせて、無理なく収納できるかをしっかり見極めることが大切です。
賃貸でも使える設置方法(ピンや突っ張りなど)を選ぶ
賃貸住宅で壁に穴を開けるのが難しい場合でも、設置方法を工夫すれば壁掛け靴箱は活用できます。
ピンタイプや突っ張り式、粘着テープを使ったタイプなど、原状回復がしやすい商品が多く登場しています。
こうしたタイプなら、壁を傷つけずに使えるので、退去時に追加費用の心配がありません。特に突っ張り式は、天井と床の間で固定する構造なので、壁の材質に左右されず取り付けやすいのが特徴です。
また、最近は「貼って剥がせる粘着テープ付き」の商品も人気です。耐荷重には注意が必要ですが、軽めの靴やサンダルを収納するには十分対応できます。
壁掛けシューズラック設置のポイント

設置位置は玄関ドアの開閉や動線を考慮する
壁掛け靴箱を設置する際には、デザインや収納力だけでなく、玄関の動線を妨げない位置に取り付けることがとても大切です。
玄関は日々の出入りや荷物の出し入れなどで頻繁に使う場所なので、動きやすさが失われるとストレスがたまります。
特に注意したいのが、玄関ドアの開閉に干渉しないことです。ドアのすぐ横や、開けたときにぶつかる位置に設置してしまうと、ドアの開閉がしづらくなったり、靴箱が傷ついたりするリスクがあります。
また、靴の出し入れのしやすさも大切なポイントです。頻繁に使う靴がサッと取り出せる位置にあると、朝の準備もスムーズになります。無理に高い位置に設置すると、靴の出し入れがしにくくなってしまうので、手の届きやすい高さを意識するとよいでしょう。
壁の材質に応じた固定方法を選ぶ
壁掛け靴箱を設置する際は、壁の材質に適した固定方法を選ぶことが基本です。どんなにおしゃれで高機能な収納でも、設置方法が壁に合っていなければ、しっかり固定されず、落下や破損の原因になってしまいます。
コンクリート壁や柱が通っているしっかりした壁であれば、ネジやビスを使って頑丈に固定することができます。一方で、石膏ボードや薄い合板の壁など、柔らかい材質の場合はそのままでは安定せず、補強が必要になることもあります。
最近では、壁を傷つけにくい突っ張り式やピン留めタイプ、強力な粘着テープを使うタイプも多く販売されています。これらは賃貸住宅など、壁を傷つけたくない人に適した選択肢です。
このように、事前に壁の材質を確認し、それに合った取り付け方法を選ぶことで、安全で長く使える壁掛け靴箱の設置が可能になります。
重さに耐えられる下地のある場所に設置する
壁掛け靴箱は、見た目よりも中に入れる靴の重さが重要になります。そのため、しっかりと重さに耐えられる「下地」がある場所に設置することが、安全に使ううえで欠かせません。
薄い壁の表面だけに取り付けてしまうと、収納を続けるうちに壁がへこんだり、靴箱が落ちてしまったりすることがあります。特にビスやネジを使って固定するタイプは、しっかりとした木材や柱のある箇所を選ぶ必要があります。
下地の有無は、壁を軽くたたいたときの音である程度判断できます。空洞のある部分は軽く響く音がし、下地のある部分は鈍い音がします。不安な場合は、下地探しのツールを使って確認するのもおすすめです。
こうした一手間をかけることで、靴箱がしっかりと安定し、日々安心して使える環境が整います。
転倒防止のため水平に取り付ける
壁掛け靴箱を設置する際、水平に取り付けることは安全面だけでなく、使い勝手にも大きく影響します。
傾いたまま設置してしまうと、靴が片側に寄って落ちやすくなったり、扉の開閉がスムーズにできなくなることがあります。
また、少しの傾きでも、時間の経過とともにバランスが崩れやすくなり、最悪の場合には靴箱全体がずれてしまう原因にもなります。特に、段数の多いタイプや収納力が高いモデルは、わずかな傾きが大きなトラブルに繋がりかねません。
取り付けの際には、水平器を使って設置することをおすすめします。最近では、スマートフォンのアプリでも簡易的に水平を測れるため、特別な道具がなくても対応可能です。
しっかりと水平を確認して設置することで、見た目も美しく、安全で快適に使用することができます。
まとめ:靴箱不足を解消!壁掛けシューズラックおすすめ10選
壁掛け靴箱は、限られた玄関スペースを有効に使いながら、見た目も整えられる非常に実用的な収納アイテムです。
選び方や設置のポイントを押さえれば、日々の靴の出し入れや掃除もグッと快適になります。
ぜひご自宅の状況に合ったタイプを選んで、すっきりとした玄関づくりを実現してください。