
賃貸住宅では、壁に穴を開けられないという制約から、テレビの設置場所に悩むことも少なくありません。そんな中、注目を集めているのが「突っ張り棒式」のテレビスタンドです。
床と天井を突っ張って固定する仕組みのため、壁にキズをつける心配がなく、賃貸でも安心して使うことができます。
この記事では、突っ張り棒式テレビスタンドの特徴や選び方を解説しながら、機能性とデザイン性を兼ね備えたおすすめの商品をご紹介します。
この記事でわかること
- 賃貸でも壁に穴を開けずにテレビを設置できる方法
- 突っ張り棒式スタンドのメリット・デメリット
- 設置時の注意点や製品の選び方
- 機能性やデザインに優れたおすすめの商品
Contents
賃貸でも安心!突っ張り棒式壁掛け風テレビスタンドおすすめ9選
突っ張り棒タイプのテレビスタンドは、壁に穴を開けずに設置できるため、賃貸住宅でも人気の高いアイテムです。
まずここでは、省スペース性や安全性、デザインなどをふまえて選んだおすすめの突っ張り式テレビスタンドをご紹介します。
あなたの暮らしにぴったりの1台を見つける参考にしてみてください。
山善 突っ張りテレビスタンド ナチュラルタイプ

賃貸でも安心な突っ張り式で、壁に穴を開けずにテレビを設置できます。奥行き32cmのスリム設計なので省スペースにも最適。
5段階の高さ調整に対応し、テレビの上部に収納棚もあるので、雑貨やAV機器を美しくディスプレイできます。おしゃれなナチュラルカラーでインテリアにもなじみやすいのも魅力です。
タンスのゲン 突っ張りテレビスタンド 首振り対応

壁を傷つけずに最大65型の大型テレビまで対応できる突っ張り式スタンドです。上下左右の首振り機能により、どこに座っても快適な視聴角度を実現。
高さも5段階で調整できるほか、テレビ上の棚には小物やグリーンを飾れて、実用性とおしゃれさを両立。転倒防止ワイヤー付きで安全面も考慮されています。
ottostyle.jp 突っ張りテレビラック 3段棚付き

32~65インチ対応、耐荷重45kgのしっかり設計。工具不要の突っ張り式で、賃貸でも簡単に壁掛け風スタイルが叶います。
省スペース設計で圧迫感がなく、リビングはもちろん寝室や書斎にもおすすめ。3段のオープン棚にはAV機器はもちろん、雑貨や観葉植物もディスプレイでき、お部屋に映えるテレビ空間を演出します。
エアリゾーム MOLLY スリムタイプ

テレビ幅だけで設置できる省スペース設計の突っ張り式テレビスタンドです。奥行わずか32.5cmながら、下部と上部にオープン棚を備え、収納力も確保。
高さは4段階で調整でき、ソファやベッド、ダイニングチェアからも見やすいポジションに設置できます。テレビ周辺をおしゃれに飾りたい方にもぴったりの一台です。
タンスのゲン 突っ張りテレビスタンド 実用新案モデル

最大50インチまで対応可能な突っ張り式テレビスタンドです。壁に穴を開けずに、スマートにテレビを設置でき、賃貸でも使いやすい仕様。
上下左右の首振りと6段階の高さ調整により、見やすい位置に自在に調整できます。可動棚付きでAV機器やインテリア雑貨の収納にも便利。転倒防止ワイヤー付きで安全性も高いです。
バウヒュッテ 昇降式テレビスタンド デスク一体型

デスク一体型のテレビスタンドで、作業空間と視聴空間を効率的にレイアウトできます。突っ張り式なので壁を傷つけず、賃貸でも導入可能。
昇降機能付きで使う人に合わせた最適な高さに調整可能。モニターアームのようにテレビの角度を調整できるので、デスク作業中も快適な視聴環境が手に入ります。
エアリゾーム MOLLY ワイドタイプ

幅広の設計で安定感を高めた突っ張り式テレビスタンドです。強度の高い中空スチールを使用し、ベース裏も補強済み。賃貸でも壁を傷つけず、しっかりとした設置が可能です。
棚板には水や汚れに強いメラミン素材を採用し、お手入れも簡単。インテリアにも映えるホワイト×ホワイトのデザインで、清潔感ある空間を演出します。
突っ張り式テレビスタンド グレーアッシュ 棚付き

落ち着いたグレーアッシュの色味が特徴的な突っ張り式テレビスタンドです。32~65型のテレビに対応し、高さ調整・棚の配置変更も可能。
上下に配置された棚でテレビ周りの小物やAV機器の収納が充実します。転倒防止ワイヤー付きで安全性にも配慮され、賃貸でも安心して使える設計となっています。
マナベインテリア オーウェン 突っ張りテレビスタンド

省スペースに設置できる幅40cmのスリム設計ながら、最大260cmの高さまで対応可能な突っ張り式テレビスタンドです。
テレビ下だけでなく、上部のスペースも収納に活用できる可動棚付きで、使い勝手抜群。床を傷つけにくい設計で掃除もラクラク。賃貸でも安心して壁掛け風の空間を実現できます。
ちょっとケーブル類が見えてますけど、すごく管理しやすくなって見た目もすっきり…満足。 pic.twitter.com/UptM62X33y
— YSK (@ysk2501jp) April 22, 2023
賃貸でも使える突っ張り棒式テレビスタンドのメリット

壁に穴を開けずに設置できる
突っ張り棒タイプのテレビスタンドの最大の特徴は、壁に穴を開ける必要がないことです。これは、賃貸住宅に住む方にとって非常に大きなメリットと言えるでしょう。
賃貸物件では、原状回復義務があるため、勝手に壁にネジを打ったり、大きなフックを取り付けたりすると、退去時に修繕費が発生することがあります。特に石膏ボードやクロス壁の場合、小さな穴でも目立ちやすく、補修費用がかさむことも少なくありません。
しかし、突っ張り棒を使えば、床と天井の間で固定する構造のため、壁自体には一切の加工を施さずに設置できます。工具もほとんど不要で、賃貸でも気軽に「壁掛け風」のテレビ設置が実現できるのです。
これにより、「テレビを壁にかけたいけど、傷はつけたくない」「壁掛け金具はちょっとハードルが高い」と感じていた方でも、インテリアの幅が大きく広がります。設置後に取り外すのも簡単なので、模様替えや退去時の原状回復もスムーズに行えます。
省スペースで部屋が広く見える
突っ張り式テレビスタンドは、省スペースに設置できるという点でも非常に優れています。通常のテレビ台は、ある程度の幅と奥行きが必要となり、特に小さな部屋では圧迫感が出てしまいます。
一方で、突っ張りスタンドは、床面に接する部分が非常にコンパクトで、奥行きも30cm前後のモデルが主流です。そのため、壁に沿ってスッキリと収まり、リビングやワンルームなど限られた空間でも広さを感じられるレイアウトが可能になります。
これには視覚的な効果もあります。床面が広く見えることで、空間に余裕が生まれ、同じ広さでもより開放感を感じられるのです。また、テレビ台がないことで、掃除もしやすく、生活動線がスムーズになるというメリットもあります。
模様替えや引っ越しがしやすい
突っ張り棒タイプのテレビスタンドは、設置や撤去がとても簡単です。そのため、模様替えや引っ越しの際にも大きな手間がかかりません。
固定式の壁掛け金具の場合、一度設置してしまうと位置の変更が難しく、再設置の際には壁に新たな穴を開ける必要が出てきます。さらに、設置した壁とテレビのサイズが合わなくなることもあり、再利用が難しいという声もあります。
それに対して、突っ張り式であれば、工具を使わずに分解・再設置が可能です。棚の高さや向きを変えたり、他の部屋に移動したりするのも簡単なので、「生活スタイルが変わった」「家具の配置を変えたい」といったシーンでも柔軟に対応できます。
また、引っ越しの多い方や、将来的に模様替えをしたいと考えている方にとって、設置の自由度が高い点は大きな魅力です。
掃除やお手入れがしやすい
突っ張りタイプのテレビスタンドは、掃除がしやすいという点でも日常生活に大きなメリットをもたらします。
一般的なテレビ台は、AV機器や配線、雑誌などが集まりやすく、ホコリもたまりがちです。しかも、重くて動かしにくいため、テレビ台の下や裏側の掃除を怠ってしまう人も多いのではないでしょうか。
これに対して、突っ張り式は脚部がスリムで、床に接する面積が小さいため、掃除機やモップがスムーズに通ります。お掃除ロボットが使えるスペースを確保できる点も、忙しい方には嬉しいポイントです。
さらに、コード類も壁沿いにまとめやすく、配線まわりがごちゃつきにくいため、ホコリの付着や絡まりによる故障リスクも軽減されます。
子どもやペットの安全対策になる
テレビを突っ張り棒で固定すると、倒れるリスクが少なくなり、家庭内の安全性が高まります。特に小さな子どもやペットがいる家庭では、その効果が大きく感じられます。
床にテレビを置くと、つかまり立ちをしたり、いたずらで画面を押されたりすることで、テレビがぐらついたり倒れたりする可能性があります。ペットがジャンプしてぶつかってしまうケースも珍しくありません。
しかし、突っ張りタイプは天井と床でしっかり固定されており、テレビも高めの位置に設置できるため、物理的に手が届きにくくなります。これによって、意図しない接触や衝突を防ぐことができ、事故のリスクを大幅に下げられます。
突っ張り棒式テレビスタンドを使う際の注意点とデメリット
設置の安定性に不安がある
突っ張り棒を使ったテレビスタンドは便利でおしゃれですが、設置の安定性については注意が必要です。
構造上、突っ張る力で支える仕組みになっているため、設置場所や使い方によっては不安定になってしまうことがあります。特に、床と天井がしっかりと水平でない場合や、突っ張り力が不足していると、徐々にズレてくることも考えられます。
こうしたトラブルを防ぐためには、組み立て時に垂直・水平をきちんと確認し、各パーツをしっかり締めることが大切です。また、定期的に締め直すことで、緩みを予防できます。
さらに、地震などの万が一の揺れにも備えるなら、補助的に転倒防止ワイヤーや耐震ジェルを併用する方法もおすすめです。突っ張り棒だけに頼るのではなく、複数の安全策を取り入れることで、より安心して使うことができます。
大型テレビには不向きな場合がある
突っ張り棒タイプのテレビスタンドは、サイズや重さに制限があるため、大型テレビには対応しきれないことがあります。
特に50インチを超えるテレビや、重量のあるモデルを使用している場合、突っ張り棒単体での支えでは十分な安定性が確保できない可能性があります。製品によっては耐荷重が設定されており、それを超えてしまうと倒れたり、スタンドが歪んだりするリスクが高まります。
また、テレビの幅が広いと、支柱の中心から左右に大きくはみ出る形になるため、バランスを崩しやすくなります。この状態では、ちょっとした揺れでもスタンドがぐらついてしまうおそれがあります。
購入前には、必ずテレビのサイズと重さを確認し、スタンドがその範囲に対応しているかチェックすることが重要です。
失敗しない!突っ張り棒式テレビスタンドの選び方

テレビのサイズと耐荷重に対応しているか確認する
突っ張り式テレビスタンドを選ぶ際に、もっとも重要な確認項目のひとつが「対応サイズ」と「耐荷重」です。これを見落としてしまうと、安全な設置ができなくなる可能性があります。
多くのスタンドは、対応するインチ数と重さに上限が設定されています。小さめのモデルでは32型まで、大きめのものでも65型程度までという範囲が一般的です。それを超えるテレビを設置してしまうと、スタンドがしなったり、最悪の場合は倒れてしまうおそれもあります。
また、テレビのサイズだけでなく、背面のネジ穴(VESA規格)にも注意が必要です。対応していないと取り付けができません。
製品ページや説明書には必ず対応範囲が明記されているので、購入前にご自宅のテレビと照らし合わせて、確実に合うものを選びましょう。
設置スペースの天井高さに合っているかチェックする
突っ張り棒タイプのスタンドは、床と天井を支点にして固定するため、設置場所の天井の高さが製品仕様と合っていないと使えません。これを事前に確認しないと、組み立てられなかったり、十分な強度が出なかったりする原因になります。
一般的な製品では、200cm〜260cmの範囲で対応しているものが多く見られます。ただし、ロフト付きの部屋や天井が斜めになっている場所では、設置できないこともあります。
また、天井が石膏ボードなど柔らかい素材の場合は、突っ張りの力で破損してしまうこともあるため、天井材の強度にも注意が必要です。
スタンドを安全に固定するためには、床と天井がしっかり水平で、かつ設置可能な高さ範囲内であることが前提になります。購入前にメジャーで正確に測っておくと安心です。
地震対策・耐震性があるかどうか
突っ張り式テレビスタンドを安全に使うためには、地震などの揺れにも耐えられるかどうかを意識する必要があります。スタンド単体ではある程度の安定性はありますが、完全に倒れないとは限りません。
特に大きな揺れが来たとき、突っ張りが緩んでしまったり、テレビ自体が落下してしまうこともあり得ます。そうしたリスクを減らすために、転倒防止ワイヤーや滑り止めマットが付属しているモデルを選ぶとより安心です。
また、スタンドの支柱や土台部分の素材にも注目しましょう。金属製で重みのある構造のほうが、揺れに強くなります。
地震が頻発する地域に住んでいる方や、子どもやペットがいるご家庭では、耐震性の高さは特に重視すべきポイントです。
インテリアに合うデザインかどうか
突っ張り棒テレビスタンドは家具の一部として常に視界に入るものなので、デザイン性も無視できない要素です。機能だけで選んでしまうと、せっかく整えた部屋の雰囲気に合わず、違和感のある空間になってしまうことがあります。
最近では、木目調・ホワイト・ブラックなど、さまざまなカラーや質感のスタンドが販売されています。部屋の床や壁の色、家具との統一感を考えて選ぶと、見た目もぐっとおしゃれになります。
また、収納棚の数や配置によっても印象は変わります。無機質なデザインよりも、ナチュラルな質感を選ぶと、テレビが主張しすぎず、落ち着いた空間づくりが可能になります。
暮らしの中で長く使うものだからこそ、機能と見た目の両方を兼ね備えたものを選ぶことが大切です。
突っ張り棒式テレビスタンドの設置のポイント

必ず水平・垂直に突っ張るよう調整する
突っ張り棒タイプのテレビスタンドを設置する際は、水平・垂直のバランスを正しく保つことが非常に重要です。
この調整が不十分なまま設置してしまうと、スタンドが徐々に傾いたり、片側にだけ負荷がかかって構造が不安定になる可能性があります。見た目にも違和感が出るだけでなく、最悪の場合は転倒の原因にもなりかねません。
設置時は、支柱が床に対してまっすぐ立っているか、天井との接地面が均等になっているかを慎重に確認しましょう。可能であれば、水平器やスマホのアプリを使って測ると正確に調整できます。
一度設置して終わりではなく、定期的にスタンドの状態を見直すことも大切です。微調整をしながら、長く安定した状態を保つことが安全な使用につながります。
転倒防止のため下部固定や耐震ジェルを併用する
突っ張り式のスタンドは便利ですが、揺れや衝撃にはそこまで強くありません。そのため、安全対策として転倒防止の工夫を加えることが必要です。
スタンドによっては、床面に追加で固定できる補助パーツが付属している場合があります。こうしたパーツを使えば、突っ張りに加えて下部でも支えることができるため、揺れへの耐性が高まります。
さらに、支柱の底部分に耐震ジェルマットや滑り止めパッドを敷くことで、地震や軽い衝撃によるズレを防げます。特にフローリングのような滑りやすい床材では、この工夫が安定性に大きく影響します。
転倒対策を万全にしておけば、子どもやペットのいるご家庭でも安心して使用できます。突っ張る力だけに頼らず、複数の方法で支えるのが安全に使うためのポイントです。
テレビの高さを視線の位置に合わせて調整する
テレビを見るときに首や目に負担を感じる場合、その原因のひとつは「高さのズレ」にあります。視線とテレビの中心が合っていないと、長時間の視聴で疲れやすくなってしまいます。
突っ張り式スタンドの多くは、高さを段階的に調整できる仕様になっています。この機能を活かして、自分がいつもテレビを見る姿勢や場所に合わせて、最適な位置に設定しましょう。
ソファに座って見るのか、床に座るのか、ベッドから見るのかによって、ちょうどいい高さは変わります。実際の視線の高さと画面の中央がなるべく合うようにすると、疲れにくく快適な視聴環境になります。
見え方の快適さだけでなく、インテリア全体のバランスも良くなるため、見た目の印象もグッと洗練されます。
コード配線をスッキリまとめる
テレビ周辺が散らかって見える原因のひとつが、コードや配線です。電源コード、HDMI、スピーカーなど複数の線が絡まり合っていると、見た目だけでなく掃除の邪魔にもなります。
突っ張り式テレビスタンドには、コードをまとめるためのクリップやフックが付属しているものが多くあります。こうした付属品を活用すれば、コードを支柱に沿って固定でき、目立ちにくくなります。
また、市販の配線カバーや結束バンドを使えば、壁と色を揃えてより自然な見た目にすることも可能です。コードがすっきりまとまるだけで、部屋の印象がかなり整います。
見た目を良くするだけでなく、コードの断線や引っかかりによる事故を防ぐ意味でも、配線整理は重要です。
まとめ:賃貸でも安心!突っ張り棒式壁掛け風テレビスタンドおすすめ9選
突っ張り棒式のテレビスタンドは、賃貸という制限がある中でも、壁を傷つけずにスタイリッシュなテレビ空間を実現できる頼もしいアイテムです。
限られたスペースを有効に使いたい方、安全性や掃除のしやすさを重視したい方にとっても、非常に理にかなった選択と言えるでしょう。
ただし、製品選びや設置にはいくつかのポイントがあります。設置環境に合ったサイズや耐荷重、デザインを見極めることで、長く安心して使うことができます。