
背もたれ付きの木製ベンチは、室内空間に温かみと落ち着きを与えてくれる家具のひとつです。
見た目の美しさだけでなく、座り心地や使い勝手にも優れており、リビングや玄関、ダイニングなどさまざまな場所で活躍します。
本記事では、木製ベンチのメリットや選び方、快適に使うためのポイントを整理しながら、厳選したおすすめ商品をご紹介いたします。
この記事でわかること
- 室内用の背もたれ付き木製ベンチのメリットとデメリット
- 選ぶ際に確認すべきポイント
- 快適に使うための設置や手入れのコツ
- おすすめの木製ベンチの紹介
Contents
室内で使える「背もたれ付き木製ベンチ」おすすめ8選
まずここでは、背もたれ付きで快適に座れるものや、玄関・リビングなどさまざまな場所で活躍するベンチを厳選してご紹介します。
それぞれの特徴を比較しながら、自分の暮らしに合った1台を見つけてみてください。
不二貿易 木製ベンチ 背もたれ付き ナチュラル 幅128cm

アカシア材の自然な木目が美しく、屋内でもぬくもりある空間を演出します。背もたれと肘置き付きで、ゆったりとした座り心地を確保。玄関やリビングに設置すれば、見た目も機能性も満たせる万能ベンチです。
サカベ コローナ ダイニングベンチ 背もたれ付き 幅87cm

省スペースでも置きやすいコンパクトサイズのダイニングベンチです。背もたれ付きでしっかりとくつろげ、合成皮革の座面はお手入れも簡単。キッチンや食卓まわりを、快適かつ機能的な空間にしてくれます。
vidaXL アカシア無垢材 収納ベンチ 幅148cm

高密度なアカシア無垢材を使用した頑丈な作りで、長く使える屋内収納ベンチです。たっぷり収納できるスペース付きで、玄関やリビングの散らかりをすっきり解消。座る・しまうを兼ねた実用的な家具です。
天然木 ダイニングベンチ 背もたれ付き 幅100cm

ナチュラルな木の風合いと手入れしやすいPVC座面を組み合わせた、室内向けのダイニングベンチです。背もたれ付きで座り心地も快適。子どもがいる家庭にもおすすめで、食卓やリビングを温かく演出します。
松材収納付き 木製ベンチ 背もたれ&肘掛け付 80cm

無垢の松材で作られた丈夫な収納付きベンチです。背もたれと肘掛けが付いて快適な座り心地を実現しつつ、座面下の収納で玄関やベランダをすっきり整理できます。インテリアにも馴染むナチュラルなデザインです。
DiDuGo 木製収納ベンチ 背もたれ付き 幅120cm

座れるベンチとシューズラックを一体化した、多機能な収納ベンチです。天然木フレームとファブリック座面で見た目も優しく、座り心地も快適。省スペース設計なので玄関や寝室にもすっきり収まります。
住まいスタイル Elan 天然木ベンチ 背もたれ付き 幅127cm

西海岸風の開放感あるデザインが魅力の天然木ベンチです。しっかりした座面と背もたれで、見た目だけでなく快適さも両立。玄関やリビングに置けば、空間にセンスを添えるアクセントチェアとして活躍します。
背もたれ付き 玄関ベンチ クッション付 ウォールナット調

深みのあるウォールナット調と柔らかなクッションが上品な印象を与える玄関ベンチです。背もたれ付きで姿勢も安定し、取り外して洗えるカバーで清潔に保てます。丸みのある角は安全面でも安心です。
室内で使える「背もたれ付き木製ベンチ」のメリット

背もたれ付きで快適に座れる
背もたれがある木製ベンチは、室内での座り心地を大きく向上させてくれます。
背中をしっかり支えてくれることで、姿勢が安定しやすく、長時間座っていても疲れにくくなります。これは椅子と同じような構造をしているため、体への負担を軽減しやすい設計になっているからです。
リビングやダイニングなど、日常的に座る時間が長くなる場所に置くと、その快適さをより実感できます。また、急な来客時にも気軽に使ってもらえるため、見た目の良さと実用性を両立できるのも魅力です。
木の温もりがインテリアになじむ
木製ベンチを室内に取り入れると、空間に自然な温かみが加わります。
木はもともと人の生活に馴染みやすい素材であり、その質感や色合いが部屋全体を柔らかく整えてくれます。特に、無垢材やオイル仕上げの製品は光の当たり方によって表情を変えるため、日々の暮らしにやさしい変化をもたらします。
デザインや色の選び方によっては、和風・北欧風・ナチュラルなど、さまざまなインテリアスタイルにもマッチします。部屋の雰囲気を崩すことなく、むしろ調和をもたらすのが木製ベンチの特長です。
多用途に使える(玄関・リビング・ダイニングなど)
木製ベンチは、室内のさまざまな場所で役立つ多機能な家具です。
玄関に置けば、靴を履いたり脱いだりする際に腰掛けとして便利に使えます。荷物を一時的に置くスペースとしても活用でき、訪問者にもやさしい配慮になります。
リビングではソファ代わりに座ったり、壁際に設置して飾り棚と兼用することも可能です。ダイニングに置けば、椅子よりも場所を取らずに複数人が座れるため、家族の人数や来客数に応じて柔軟に対応できます。
長く使える耐久性と修理のしやすさ
木製ベンチは、しっかりとした構造で作られていることが多く、耐久性に優れています。丁寧に使えば、10年以上使用できるものも多く、買い替えの手間や費用を抑えられるのが利点です。
また、表面にキズや汚れがついても、自分でヤスリをかけたり再塗装をしたりすることで、見た目をきれいに保ちやすいという特徴があります。金属やプラスチックの家具とは異なり、自然素材である木は補修がしやすく、長く使うことで味わいも増していきます。
定期的な手入れやメンテナンスは必要ですが、それが面倒に感じない人にとっては、むしろ家具と長く付き合う楽しさを感じられるでしょう。長く使えるものを選びたいという人にとって、木製ベンチは信頼できる選択肢となります。
経年変化で味わいが増す
木製ベンチは、時間が経つほどに色や質感が変化し、独自の風合いが生まれていきます。
これは「経年変化」と呼ばれ、木材特有の楽しみの一つです。購入直後は明るい色味だったものが、使い込むことで深みを帯び、光沢やツヤが増していきます。
この変化は自然なものであり、むしろ価値が増していくと考える人も多くいます。同じ木材でも、使用環境やメンテナンスの頻度によって表情が変わるため、自分だけのベンチに育っていく感覚を味わうことができます。
もちろん、経年変化を楽しむためには、定期的なオイル塗布や掃除などの手入れが必要です。しかし、その手間がかかるからこそ、家具への愛着が深まり、長く大切に使い続けたいという気持ちが生まれます。
背もたれ付き木製ベンチのデメリット
重さがあるため移動が大変
木製ベンチは、しっかりとした作りのものが多く、安定感があります。ただ、その反面として、重さがあるため移動がしづらいという面も持ち合わせています。
特に無垢材を使用したベンチや、背もたれや肘掛けの付いたモデルは、思った以上に重量がある場合があります。そのため、一人で持ち上げるのが難しかったり、掃除や模様替えの際に手間取ったりすることも考えられます。
普段はあまり動かさない場所に置く使い方であれば問題は少ないですが、頻繁に位置を変える予定がある場合は注意が必要です。
移動のしにくさは使い方によってデメリットにもなりますが、裏を返せば安定性があるということでもあります。設置場所が決まっていて動かす予定がない場合には、大きな問題にならないことも多いでしょう。
座面の硬さが人によっては不快に感じられる
木製ベンチの座面は、クッションがないことが一般的です。そのため、座る人によっては硬さを感じ、快適ではないと感じる場合があります。
特に長時間座るような場面では、お尻や腰に負担がかかりやすく、途中で立ち上がりたくなることもあるかもしれません。体格や座る姿勢によっても感じ方は異なり、人によっては木の硬さがちょうどよく思える場合もありますが、そうでない人にはやや厳しく感じられることがあります。
このような場合は、座面にクッションを敷いたり、パッド付きのシートを用意することで、座り心地を大きく改善できます。最近ではインテリアになじむデザインのクッションも多く、雰囲気を壊さずに快適さをプラスすることができます。
室内向け「背もたれ付き木製ベンチ」の選び方

使用場所に合ったサイズを選ぶ
木製ベンチを選ぶ際には、設置する場所に合ったサイズであるかどうかを最初に確認することが大切です。サイズが合っていないと、空間が狭く見えたり、通行の妨げになったりする可能性があります。
例えば玄関に置く場合は、扉の開閉や人の出入りを考慮して、幅が取りすぎないスリムなものが向いています。ダイニングで使用する場合は、テーブルとのバランスが重要で、長さや高さが合わないと座りにくくなってしまいます。
奥行きも見落としやすいポイントです。座るためにはある程度の奥行きが必要ですが、部屋の広さに対して深すぎると圧迫感が出てしまいます。ベンチのサイズは、メジャーなどで事前に計測し、実際の生活動線や家具の配置もイメージしながら選ぶことがポイントです。
木材の種類(オーク、ウォールナット、パインなど)を確認する
木製ベンチにはさまざまな種類の木材が使われています。それぞれ特徴が異なるため、素材選びも重要なポイントです。
オークは硬くて丈夫な木で、長持ちしやすくキズが付きにくい特徴があります。重厚感があり、しっかりした印象のインテリアに向いています。ウォールナットは深みのある色合いが美しく、高級感を演出したいときに選ばれることが多いです。見た目にこだわる方にはぴったりの素材です。
一方で、パインは比較的柔らかく、明るい色味が特徴です。ナチュラルな雰囲気があり、軽やかな印象の部屋に合います。ただしキズがつきやすいため、扱いには少し注意が必要です。
このように、木材によって見た目も性質も異なります。
座り心地や背もたれの角度をチェックする
木製ベンチは見た目だけでなく、座り心地の良さも選ぶうえで大切な要素です。とくに背もたれ付きの場合は、その角度によって感じ方が大きく変わることがあります。
背もたれが垂直に近いものは、姿勢が正されて食事や作業に向いていますが、長時間座るには少し窮屈に感じることがあります。逆に、少し後ろに傾いているタイプは、リラックスするのに向いていますが、食卓では前かがみになりやすくなるかもしれません。
座面の高さも重要です。高さが合わないと足が床にしっかり着かず、安定しない感覚になります。可能であれば実際に座って試すことが望ましいですが、難しい場合はサイズ表記を確認し、自宅の他の椅子やソファと比べてイメージしてみましょう。
組み立てやすさやメンテナンス性を考慮する
木製ベンチには、完成品で届くものと、自分で組み立てるタイプがあります。組み立てが必要な商品を選ぶ場合は、工具が必要かどうかや、説明書のわかりやすさも確認しておきましょう。
一人で簡単に組み立てられるものもあれば、複数人でないと難しい構造のものもあります。部品が多かったり、ネジが固かったりする場合、慣れていない人には負担になることもあります。購入前にレビューや説明の詳細をチェックしておくと安心です。
また、長く使うためにはお手入れのしやすさも重要です。木材によっては、定期的にオイルを塗ったり、乾燥を防ぐために湿度に注意する必要があります。塗装や仕上げ方法によっては、汚れが落ちにくいものもあるため、日常のお手入れのしやすさも確認ポイントです。
他の家具とのコーディネートを意識する
木製ベンチを選ぶ際には、部屋にある他の家具とのバランスも意識すると、統一感のあるインテリアになります。木の色味や素材感が大きく違うと、浮いた印象になってしまうこともあります。
たとえば、テーブルや収納棚が明るい木目で統一されている空間に、濃い色のベンチを置くと、違和感が生まれやすくなります。色をそろえるか、アクセントになるように計算して配置すれば、より洗練された雰囲気になります。
また、形やデザインの雰囲気も大切です。モダンな部屋には直線的でシンプルなベンチ、ナチュラルな部屋には丸みのあるやさしいデザインが合います。
コーディネートを意識して選ぶことで、ベンチだけが目立つことなく、部屋全体がまとまりのある印象になります。
「背もたれ付き木製ベンチ」の活用と設置のポイント

クッションやカバーで座り心地を調整する
木製ベンチは、見た目がすっきりとしていてインテリア性が高い反面、座面が硬いことが多く、長時間座るとお尻や腰が痛くなることもあります。そこで、クッションやカバーを取り入れることで、座り心地をぐっと快適にすることができます。
クッションを置くだけでも座面の硬さが和らぎますし、季節に合わせて素材を変えれば、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる工夫もできます。取り外しができるタイプのカバーを選べば、汚れたときに洗えるため、清潔さを保ちやすいのもポイントです。
色や柄を工夫すれば、部屋の雰囲気にアクセントを加えることもできます。座る人の体型や好みに合わせてクッションの厚さや形を変えると、より自分に合った使い心地になります。
湿度・直射日光に注意して配置する
木製ベンチは自然素材のため、湿度や日差しの影響を受けやすい特徴があります。これを知らずに配置すると、反りや割れなどの原因になってしまうことがあります。
直射日光が長時間当たる場所に置くと、表面の色が変わってしまったり、乾燥しすぎてヒビが入ることもあります。また、湿気がこもる場所ではカビや膨張のリスクが高まります。特に梅雨時や冬場の結露には注意が必要です。
対策としては、カーテンやブラインドで直射日光を遮ったり、除湿機や通気を意識することで、湿度管理を行うのが効果的です。窓際に置く場合は、日差しの強い時間帯を避けるか、布をかけるなどのひと工夫をすると安心です。
床を傷つけないようフェルトなどを脚に貼る
木製ベンチはある程度の重さがあり、床の上で引きずると傷がつくことがあります。とくにフローリングは、傷が目立ちやすく、一度ついてしまうと元に戻すのが難しいため、あらかじめ対策しておくことが大切です。
最も手軽な方法は、脚の裏にフェルトシールを貼ることです。100円ショップやホームセンターなどでも手に入るため、費用をかけずにすぐに実行できます。フェルトは摩擦をやわらげてくれるため、静かに動かせるという利点もあります。
長期間使っているとフェルトが擦り切れて効果が薄れてくることがあるので、定期的に状態をチェックし、必要に応じて貼り替えると良いでしょう。
定期的にオイルやワックスで手入れする
木製ベンチを長くきれいに使うには、表面の保護と乾燥防止が欠かせません。そのためには、定期的なオイルやワックスによる手入れが効果的です。
特に乾燥する時期は、木が水分を失いやすく、表面がパサついたりヒビが入ったりすることがあります。専用のオイルやワックスを塗ることで、木に潤いを与え、自然なツヤを取り戻すことができます。
塗布の頻度は年に1〜2回程度で十分ですが、使用頻度や設置場所の環境によって変わることもあるため、様子を見ながら判断しましょう。手入れを続けていくと、使い込むほどに味が出て、木の表情も深みを増していきます。
玄関や廊下では靴の着脱用ベンチとして活用する
木製ベンチは、玄関や廊下に置くことで実用性が高まります。靴を脱いだり履いたりする際に腰掛けがあると、体の負担が減り、特に高齢の方や子どもにとって助けになります。
狭い玄関でも、スリムなデザインのベンチであれば邪魔にならず、壁際に沿って設置すれば動線も確保できます。収納付きのタイプを選べば、靴やスリッパ、小物類などをまとめてしまっておけるため、見た目もすっきりします。
廊下に置く場合は、ちょっとした腰掛けスペースや荷物置きとしても使えるため、使い道の幅が広がります。背もたれ付きであれば、安心して体を預けられるので、より快適な空間になります。
まとめ:室内で使える「背もたれ付き木製ベンチ」おすすめ8選
この記事では、室内で使える「背もたれ付き木製ベンチ」の魅力や選び方、活用方法まで幅広くご紹介しました。
デザイン性だけでなく、実用性や快適さも兼ね備えた木製ベンチは、暮らしの中に自然と溶け込みながら、毎日の生活を少し豊かにしてくれるアイテムです。
購入を検討している方は、使用する場所や目的に合わせて、サイズ・素材・機能をしっかり見極めることが大切です。また、長く使うためには定期的なメンテナンスや配置の工夫も忘れずに行いましょう。